AmazonのKDP(キンドルダイレクトパブリッシング)を使ってセルフ出版したはいいけど、全然売れない……。
そんな悩みを抱えていませんか?
多くのユーザーが利用しているAmazonとはいえ、出版しただけで飛ぶように売れる、なんてことはまずありません。
大手企業が商品のCMに力を入れるように、KDP作家も電子書籍を発売したなら宣伝が必要です。
そこでこの記事では、電子書籍を売るための宣伝方法を3つご紹介していきます。
せっかく時間と労力を費やして出版したんですから、きちんと宣伝をし、1部でも多く売りましょう。
KDPで販売している電子書籍の宣伝方法3選
紙の本とはちがい、電子書籍は書店に並びません。
作家は本を出したら「書店まわり」をするといいますが、KDP作家の場合、宣伝活動は基本的にネット上で行います。
1. ブログで宣伝する
まず1つめはブログでの宣伝です。もしブログがなければすぐに開設しましょう。
はてなブログなどのサービスを使えば無料ですぐに始められます。
とはいえ、ただ「本を発売しました」とだけ書いたところで、誰も読んでくれません。
たとえば熱帯魚をテーマにした小説を書いた場合、ブログには熱帯魚に関する記事をアップします。
熱帯魚の飼育方法や水槽に入れるオーナメントについてなどです。
そうしてブログを訪れた「熱帯魚に興味のあるユーザー」にたいして、「じつは熱帯魚に関する小説を書いてます。もしよかったらいかがですか?」と宣伝するわけですね。
あなたが書いた本のターゲットを想定して、読者が興味を持ちそうな記事を投稿してきましょう。
熱帯魚の小説を書いたのにブログで「株取引」について書いていては、いつまで経ってもブログを通して電子書籍が売れることはないのです。
日記ブログでは意味がない
ブログといっても日記のような内容では意味がありません。なぜならアクセスを集められないからです。
アクセスがないブログで「本を出しましたよ」と宣伝するのは、海にむかって「誰か本を買って」とつぶやくのといっしょ。
果たしてこれを宣伝活動と呼べるでしょうか?
大勢にむかって「本を買ってください!」と叫ぶためには、まず大勢がアクセスするブログ記事を書く必要があります。
もちろん、すでにブログを運営していて一定の読者がついている場合には、この限りではありませんが。
2. 知り合いに宣伝する
知人に宣伝するのも効果的です。
自分の知り合いが電子書籍を出版したとなれば、興味本位で買ってくれることがあります。
知人にウケるのは小説
ちなみに、知人がもっとも買ってくれるのは「小説」だと思っています。
投資関係やビジネス書だと興味のアリナシが分かれますし、あなたの個性はさほど感じられません。
しかし小説はちがいます。あなたの世界観がそのまま文字になっているわけです。
たとえ冷やかし半分であっても、興味を持って読んでもらえる可能性が高いでしょう。
友人が小説を書いたとなれば、私ならまちがいなく読みます。
さらに、作品を読んだ知人から口コミで他の知人に広まっていくことも考えられます。
「アイツ電子書籍を出版したんだけど知ってた?」という具合です。自分がいない場でも話題になるなんてラッキーだと思いませんか?
3. 電子書籍の巻末に載せて宣伝する
2冊以上の電子書籍を出版している場合には、巻末で紹介するという手があります。
私なら、「他にも『ショートショートはじめました。』などの著書がある」のように書いておくわけです。
何も書かなければ、読者はあなたの著書を知ることなく本を閉じてしまいます。これは非常にもったいない。
読者はあなたの本に興味がある
私はショートショートという短い物語を書いてKDPで出版しています。
ショートショートを読む読者は「ショートショートというジャンルが好き」である可能性が高いため、他のショートショート作品を紹介すれば、読んでくれる可能性が高いといえます。
(最後のページまで読んでいるのは、つまらなかったわけではないという証拠。ならば宣伝しない手はない)
せっかくの読者をそのまま手放してしまうのは惜しいですよね。
ぜひ巻末で著者プロフィールとともに他の著書をアピールしましょう。
まとめ
電子書籍の宣伝方法をご紹介してきました。
- ブログで宣伝する
- 知人に宣伝する
- 巻末で宣伝する
どれか1つではなく、3つすべてを実行してください。宣伝しなければ電子書籍は売れません。
どんなにキャッチコピーにこだわっても、表紙のデザインに凝ったとしても、存在を知られなければ無意味です。
セルフ出版では誰も宣伝してくれません。自分がやるしかないのです。
せっかく書いた電子書籍なんですから、1人でも多くの読者に届けましょう。
私も全力で宣伝します。 まずはあなたにたいして。
Kindleのアプリをインストールすればスマートフォンでも読めます。
無料サンプルで最初の数話をお読みいただけます。
KDPのペーパーバック出版に関して、当サイトにはこんな記事があります。