お米は給水が大事だといいますよね。
まったく給水せずに炊くよりも、1時間しっかり給水させてから炊いたお米のほうが美味しいのは事実です。
夜のうちに準備をしておいて、翌朝炊けているお米はさらに美味しい。
そこで、給水時間を長くすればするほど美味いお米が炊けれるんじゃないだろうか、と考えました。
実際にやってみたので結果をお知らせします。
お米を36時間給水してから炊いてみた
36時間に深い意味はありません。ただなんとなく、1日半給水すればじゅうぶんだろうと思っただけです。
1週間給水をするという手もありましたが、炊飯器を1週間使えないのはしんどいので、現実と折り合いをつけて1日半に落ち着きました。
36時間後に炊飯器を開けてみた
36時間が経過したので、炊飯のスイッチを押す前に、お米の様子を見てみることに。
結論からいえば、このとき中身を見ておいて正解でした。
というのも、お米は見事に腐っていたのです。
炊飯前のお米が腐るとは思っておらず、今回のような結果になったことに驚きと罪悪感を隠せません。
第一発見者になったときの様子はこうです。
まず、蓋を開けた瞬間に異臭がして、すべてを理解しました。
これまでの人生で一度も嗅いだことのない臭いでしたが、「食べられない」ということだけは明確に伝わってきました。
白濁した水の底にふやけて肥大したお米が沈んでいます。
不本意ながらお米は処分することに。茶碗に米を1粒も残さないのがポリシーの男としては誠に遺憾でした。
結論
今回の検証でわかったのは、給水のしすぎはよくないということです。
具体的に何時間までならセーフで、何時間以上はアウトといった線引きは不明確ですが、明らかにするつもりもありません。
給水しすぎ、ダメ。ゼッタイ。
これに尽きますね。
なお、私が長時間給水にチャレンジしたのは夏場です。
気温の低い冬であれば、腐ることなく超絶美味しい白米が炊けていたのかもしれません。
とはいえ、もう懲りたので冬に再チャレンジする予定もありません。
ともかく、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ということわざがありますが、ときには「及ばざる」のほうが断然良い場合もあるのだと知ることができました。
エジソンっぽくいうなら、「上手く炊けない方法を1通り見つけただけさ」という感じです(もちろん反省しています)。
給水時間の目安
給水時間の目安について調べてみたところ、1時間〜2時間程度でじゅうぶんだということがわかりました。
いくら給水が大事だといっても、36時間はやりすぎだったみたいです。
カレーの隠し味にチョコレートがおすすめだからといって、大量のチョコレートをぶちこまないほうがいいのとおなじですね。
じゃがいもやニンジンが入ったホットチョコレートになってしまい、とても食べられたものではありません。
みなさんも「美味しいお米を食べたい」という気持ちはあるでしょう。
その気持ちが「36時間給水させよう」などと誤った方向に向かないことを願って、この記事を終わりにします。
本当にすみませんでした。