ソリッドグレーの86を諸事情により手放すことにしました。
上の画像がソリッドグレーの86です。
こちらは 2017年10月〜2018年2月まで限定生産していた特別色ですね。
限定カラーなので他人と被ることはまずありません。
周囲からは「こんな色あるの?」「めちゃくちゃカッコいい色だね」などとよくいわれます。
売却にあたっては内心、限定色だからプレミアがついて相当プラス査定になるだろう、と踏んでいました。
それで実際に複数社に査定を依頼してみましたので、その結果をシェアしたいと思います。限定カラーの車を所有している方は参考にしてみてください。
限定色はプラス査定にならない
2社に86の査定を依頼しました。
結果はどちらも「限定色だからといって買取金額に影響はない」という判断でした。
ホンマかいな!
と思いました。
物の価格は需要と供給で決まります。ソリッドグレーの86はもう生産されていません。欲しい人は中古市場で探すしかないわけです(供給はかなり限定的)。
私の86は走行距離が1万6千キロ。登録は2018年1月(売却が2019年7月)。
ダサい改造はしていませんし、事故歴・修復歴ともになし。
必ず欲しい人はいるだろうと思いました。他のカラーよりも魅力的に感じる人はいるはずです。
コンディションも悪くないですし、仕入れたら即売れるにちがいありません。
私のように「ソリッドグレーラブ!」な人間がきっとどこかにいるはず。
ですから「限定色とか知らんわい」という査定には納得がいきませんでした。
白か黒ならプラス査定
買取業者はすぐにいうのです。
「ボディカラーが白か黒だったら金額がプラスになるんですけどねぇ」と。
私にはどうも信じられません。
軽自動車やコンパクトカーならともかく、86はスポーツカーです。スポーツカーなのに白や黒って……。
しかも、限定色であるにも関わらず、ソリッドグレーは白や黒よりも低い価格になるとのこと。
そんなバカな……。みんな「限定」が大好きじゃないか。
限定色は人気のはず。スポーツカーに乗る人は主張が強いので、「他人と被らない」ことに魅力を感じるのです。
限定色はオークションに出すべし?
納得がいかない私はアホみたいに食い下がりました。
「限定色を評価してもらえないだなんてヤダヤダヤダ」と。ちなみに26歳です。
あまりにしつこかったのでしょう。
「それならオークションに出してください。そうすればいつかは希望する価格で売れるでしょう。どこかに欲しい人はいるでしょうから」と担当者にいわれました。
まぁたしかにオークションであれば「ソリッドグレーが欲しい誰かさん」にダイレクトに届くわけですから、それなりに高く売れるでしょう。
でもなぁ。個人間の売買ってなんだかトラブルが起きそうだし……。
そういうことではなく、私はただ担当者に「なんて珍しい色なんだ!ぜひ買いたい!ソリッドグレー最高っすね!」と評価してもらいたいだけなんだけどなぁ(乙女心的なアレ)。
レクサスの限定色も評価されない
ちなみに、たとえ一流ブランドのレクサスであっても、限定色だからといって査定額が高くなるようなことはないんだとか。
レクサスLCには特別仕様車としてイエローとブルーがありますが、どちらもプラスにはならない、ということなんですね。
レクサスの限定色でさえダメなんだからトヨタの86もダメ、というのは論理的ではないものの、どこか納得してしまっている自分がいました。
86ソリッドグレー売却の結末
長々と不満を垂れ流してきました。そろそろ読者のみなさまも辟易してきたかと思いますので、ここらで結末を記したいと思います。
結果的にソリッドグレーは評価されました。
担当者が本部とやりとりをしているなかで、その話を聞いていたとある店舗の店長が、
「86のソリッドグレーめちゃくちゃ欲しい!いますぐゲットしてきて!」
と告げたそうなのです。
ソリッドグレーの希少性や価値を分かってくれる人がいた。それだけでもう嬉しくて嬉しくて。
こちらの希望額を承諾してもらい、取引成立となりました。
というわけで結論です。
限定カラーや特別塗装色は自分で考えているほど価値があるわけではない。
しかし、あきらめずに探し続ければ、どこかの誰かが評価してくれる。そんな感じですね。
それでも納得できる価格が提示してもらえなければ、買取業者ではなく、本気でオークション(ヤフオクなど)を考えてみるのもアリかもしれません。
以上、限定色の86が評価されるのか検証してみた話でした。参考になれば幸いです。