成功するために必要なのは、ひょっとすると狂気なのかもしれない。
そんなことを我々に伝える映画をご紹介します。
『キングオブコメディ』です。
※本記事にネタバレはいっさいありません。
成功には狂気が必要?映画『キングオブコメディ』
『キングオブコメディ』は1984年に公開された映画です。
監督はマーティン・スコセッシで、主演はロバート・デ・ニーロ。
コメディアンを夢見る主人公パプキンが、売れるために奮闘する様を描いた物語です。
パプキンはコメディアンとしての自身の才能を信じていますが、なかなかデビューのチャンスを掴めません。
そんななかパプキンは、人気トーク番組の司会者と接触する機会を得ます。
なんとかそのコネを使って氏のトーク番組に出演し、デビューのきっかけにしたいと考えるのですが、パプキンの行動は徐々にエスカレートしていき……。
というのが本作のあらすじです。
成功を夢見る主人公パプキン
パプキンはコメディアンとして「売れたい」と願っていますが、その気持ちたるや、並のものではありません。
自宅にはトーク番組を模したセットを用意し、毎晩遅くまで、自身の出演に備えたシミュレーションを繰りかえします。
まだ声もかかっていないというのに。
無名のパプキンが人気トーク番組へ出演することなどまず不可能であるにも関わらず、パプキンは「出演する日が来る」ことをいっさい疑おうとしません。
さらには自身のトークを吹き込んだテープを持って関係事務所へ行き、司会者に会わせてほしい、テープを聞いてほしいと懇願します。それも毎日毎日。
パプキンの狂気
最初こそパプキンの行動は滑稽に思えますが、自分は成功するのだと頑なに信じて行動する様は、徐々に狂気を帯びてきます。
ストーリーが進むにつれて彼の異常さは際立っていき、ラストへかけてとんでもない事態が……。
ネタバレにならないよう、内容についてはこのあたりにとどめておきます。
もっともお伝えしたいのはパプキンの狂気。成功に執着する彼の狂気です。
行動と自信
なにごとにおいても、成功するためには行動しなければなりません。
行動するためには自信が必要ですよね。「自分ならやれるはずだ」という自信。
ところが、たいていの人はちょっとした失敗を経験したり、あるいは思うように事が運ばなかったりするだけで「もうダメだ」と成功を諦めてしまいます。
失敗を恐れ行動すらしない人もたくさんいるでしょう。
1度も失敗や停滞をすることなく成功するのは困難です。
ブログで成功しようと思ってもなかなかアクセスが集まらなかったり。
ユーチューバーとして稼ぎたいのに、なかなかチャンネル登録してもらえなかったり。
そうしたネガティブな状況で必要なのは諦めずに行動しつづけることです。
行動をつづけるためには自信が必要です。それもぼんやりとした自信などではなく、「自分にできないはずがない」という絶対的な自信。
それこそ、他人からしたら「狂っている」ように見えるほどの自信が必要なのです。
まとめ
『キングオブコメディ』を観ていて、パプキンにはたしかにコメディアンとしての才能があると感じました。
ただ、彼には売れるための機会がない。
それはあなたもおなじかもしれません。
才能はじゅうぶんにある。成功に必要なのはきっかけだけ。
であれば、あとはチャンスを掴むだけなのですが、そう簡単にチャンスはやってきません。
呑気にチャンスを待っていたら、人生が何百年あっても足りないかも。
だからこそ、狂気を持って売れるために努力をする。
他人から「狂ってる」と思われるほど、自信を持って行動しまくるのです。
ブログなら書いて書いて書きまくる。ユーチューブなら撮って撮って撮りまくる。
そうやって全力で成功を掴みにいくクレイジーな姿勢を教えてくれるのが、映画『キングオブコメディ』です。
成功へ向けてモチベーションを高めたいすべての人におすすめします。
以上、『キングオブコメディ』に宿る狂気でした。
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「ドン底で終わるより、一夜の王になりたい」……パプキンのこの言葉になにか感じるものがある人はぜひ。