あなたの人生に「脚本」は存在しますか?
成功するには人生のテーマを設定し、ストーリーを作るべきだといいます。
この記事では、小山竜央著『ストーリー思考で奇跡が起きる 1%の成功者だけが知っている「人生の脚本」の作り方』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『ストーリー思考で奇跡が起きる 1%の成功者だけが知っている「人生の脚本」の作り方』の要約と感想
まずは本書の要約から。
行動することは大事だが、闇雲に行動しても成功はできない。
無駄な行動を省き、必要な行動だけに集中する技術が欠かせないのだ。
その技術こそ「ストーリー思考」である。
人生のテーマを設定し、ストーリーの力を借りて目的達成を果たす考え方である「ストーリー思考」について解説する。
以上がおもな内容です。
結果を出したい方に本書はおすすめです。
ストーリー思考とは何か
人生のテーマを決めてストーリーを展開していく考え方を、「ストーリー思考」と呼ぶそうです。
人生を物語とし、自分をその主人公だと見なすわけです。
テーマはたとえば、宇宙旅行をする、フェラーリを買う、年収5000万円を達成する、など。
当然ながら、なにも起こらない物語など面白くありません。
テーマ達成に近づいていないからです。
したがってストーリーを展開させるためには、なんらかのイベントを起こす必要があります。
このイベントがすなわち「行動」です。
テーマを実現するためには、イベント(行動)を起こすべし、ということです。
ブログを開設する、本を読んで勉強する、上司のデスクに退職届を叩きつける、など。
このようにストーリー思考は、私たちの行動を促してくれます。
スイッチを見ると押したくなるように、人間は、ストーリーがあると先へ進めたくなる。
もっとも重要なのはテーマ決め
ストーリー思考においてもっとも重要なのは、テーマ設定です。
なぜならストーリーやイベントはすべて「テーマ達成」という目的を果たすための手段に過ぎないからです。
テーマというのは、「自分がどうありたいのか」という理想を指すといいます。
あなたのテーマは何でしょうか?
- 働かずに暮らすこと
- 社会の役に立つこと
- 高級車を乗り回すこと
など、まずテーマをはっきりさせなければ、そこへ至るストーリーは作れません。
テーマが思い浮かばない方は、人生において避けたいことを考えると良いそうです。
- 会社員生活からの脱却
- 低収入からの脱却
- 孤独からの脱却
このように脱したい現状があるとすれば、そのまま人生のテーマとなるかもしれません。
まとめ
「テーマを決めてストーリーを進めよう」というのが著者の主張です。
このストーリー思考のメリットは、行動を起こしやすくなること、だといえるでしょう。
ストーリー思考というフレームを手に入れることで、まるでRPGの主人公になった気分で物語を進めていけるようになります。
問題から逃げそうになったときには、ストーリーテラーの視点で見ると良いそうです。
というのも、状況を俯瞰することで冷静な判断ができるからです。
なるほど、ストーリー思考ができれば、行動を起こし、困難に立ち向かうことができるのかもしれません。
結局のところ、重要なのは「やるかやらないか」だけです。
そして、私たちを行動しやすくしてくれるのがストーリー思考です。
以上、小山竜央著『ストーリー思考で奇跡が起きる 1%の成功者だけが知っている「人生の脚本」の作り方』の要約と感想でした。
結論。私たちはおなじ毎日を繰りかえしてしまう。人間の脳は変化を嫌うようにできているから。再放送の人生が嫌なら、テーマを決め、ストーリーを展開すべし。