企業が採用試験として実施することのある適性検査。
いわば性格診断のようなものですね。
- 人と協力するのが好きだ
- 誰とでもすぐ親しくなれる
- 眠れないことがある
こうした質問に答えるアレです。
この適性検査に虚偽の回答をすると、どうなるのでしょう?
この記事では「適性検査で嘘をつくとバレるのか?」を書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
私は自分が適性検査を受け、さらに採用担当として実施をした経験があります。
適性検査で嘘をつくとバレるのか?
適性検査で嘘をつくとバレます。
というのも、システムが回答内容の整合を確かめているから。
そのため正直に、思ったとおりに回答すべきです。
たとえば適性検査には「あなたは周囲と協力してなにかを成し遂げるのが得意ですか?」といった質問があります。
これ、どう考えても協調性を確認しようとしていますよね。
協調性はあったほうが良さそうなので、本当は得意でなくても「はい」と答えてしまう。
これが「適性検査で嘘をつく」ということです。
自分を良く見せようとしてついやってしまいませんか?
が、どんなに上手く偽ったつもりでも判定システムは騙せません。「嘘をついている」と見破ってしまうのです。
嘘つきの私
私は転職活動をしていたときに、適性検査を受けました。
内定が欲しかったため、質問の意図を汲みとり、「こうやって答えたら心証がいいだろうな」という回答を選ぶことに。
が、数日後に採用担当者から電話があり、次のように告げられます。
「私は君をいいと思っている。けれど、適性検査で『虚偽』の判定が出た。5段階のうちレベル5。つまり完全に嘘だ」
自分ではうまくごまかしたつもりでしたが、嘘が見破られてしまったのです。
これには驚きました。辻褄を合わせたはずだったのですが。
担当者はさらにつづけました。
「とはいえ、君をなんとか採用したいので、例外的にもう1度だけ検査を実施したい。次は正直に答えてほしい」と。
救済措置のおかげで、ふたたび適性検査を受けることに。
正直に答えた結果、私が一匹狼タイプで組織に適していないことが露わになってしまい、そのことについて面接で取締役やら部長やらに集中攻撃され、あっけなく撃沈しました。
恐るべし、適性検査。
適性検査には虚偽の判定がある
ここで気になるのが、なぜ嘘をついていることがバレたのかということです。
それは適性検査の回答を分析したシステムが「虚偽レベル」を診断しているからなんです。
どうやら回答の一貫性などをみて判断している模様。
(採用担当者になってから知った事実)
自分ではうまくごまかしたつもりでも、どこかでボロが出てしまうんですね。
そこを機械は見逃しません。「こいつは嘘つきだ」とバレてしまいます。
ですので、ウソ発見機にかけられていると思って正直に答えたほうがいいでしょう。
なお、私はこれまでに何人もの採用試験に立ち会ってきましたが、虚偽レベルは全員が最低水準でした。
つまり本音で答えているということ。
虚偽レベル最大だった私のヤバさを身に染みて感じています。
まとめ
世の中にはたくさんの種類の適性検査が存在しています。
が、どんなタイプであれ、回答の信憑性については測定しているはず。
信憑性が乏しい(つまり応募者が嘘をついている)との判定が出れば、その時点で「不採用」の連絡が入ります。
嘘つき者は組織にいらない、ということですね。
ですので、転職などで適性検査を受ける際には、自分を偽らず正直に答えることをおすすめします。
よく見せようとしても、かならずバレてしまうので。
以上、適性検査で嘘をつくとバレるのか、でした。
個人的には「相手が望んでいるものを推測して回答する」という意味で、むしろスキルが高いと思っているのですが。
(すべて本音で話していたら、会社員としてやっていけれません。だから適性検査の虚偽云々には納得がいかない。むしろ私は評価されるべき!)
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