『Tシャツだけで年商30億。』を読んだ感想

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わかりやすいタイトルです。

と同時に、冬の売り上げは大丈夫なのかが心配になります。

 

この記事では、新開強著『Tシャツだけで年商30億。』を読んだ感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『Tシャツだけで年商30億。』の感想

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タンクトップでも靴下でもなく、Tシャツだけを売って年商30億円に達した著者のお話です。

 

Tシャツって冬でも売れるんでしょうか。

私は夏にしか買いませんが。

 

さて、本書のほとんどは著者のサクセスストーリーが占めています。

内容のおよそ1割が成功するためのノウハウといった感じで、残り9割が自伝です。

 

『Tシャツだけで年商30億。』というタイトルのどこにも「効率化」だとか「選択と集中」みたいなフレーズはないため、勝手になにかを期待した私がちょっとアレでした。

 

万人に当てはまるハウツーなんてない

本書のメインは著者のサクセスストーリーを追体験することであって、成功するためのハウツーは学べません。

 

著者も「万人に当てはまるハウツーなんてない」と断言しています。 

というのも、「ひとりひとり状況が異なるから」なのだそう。

 

万人に当てはまるハウツーなんて確かに無いのかもしれません。

でも、そもそも万人に当てはまるハウツーを書く必要なんてないと思うんですよね。

本書が全国民に配布されるわけでもあるまいし。

 

著者のようになりたい読者、興味がある読者が本書を手に取ることを思えば、ある程度のハウツーを提供してくれてもよかったのではないでしょうか。

ハウツーを出し惜しんでいるのか、体系的に把握できていないため文章にできないのかは定かではありませんが。 

 

 

好きなことをやれ 

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かろうじて本書から得られたメッセージは「好きなことをやれ」というものです。

なぜなら、好きなことはあきらめずに続けられるから。情熱を注げるから。

 

オーダーメイドプリントTシャツ事業を創設した著者は、もともと洋服が好きだったといいます。

アパレルショップを開業して、なかでも人気のあったTシャツに絞ったのだとか。

 

"Tシャツだけ"っていう潔さがすごいですね。

もし私だったら、秋から冬にかけてダウンも売ります。 

 

あなたが成功できない理由

著者は「あなたが成功できていないのは、まだ本気を出していないから」だと述べています。 

 

たしか人それぞれ状況が異なっていたはずでしたが、一転して今度はずいぶん断定的な物言いです。

万人に当てはまるハウツーはないけれど、万人に当てはまる「成功できない理由」ならあるというわけですね。

 

本気を出せば成功できるし、本気を出さなきゃ成功できない。

なるほど、じつにシンプルです。

野菜を食べれば強くなれるし、野菜を食べなきゃ強くなれない、みたいな。

 

まとめ

何をしてもうまくいかなかった著者が本気を出して成功を掴むまでの物語

それが本書の内容です。

 

なお、Tシャツだけで年商30億円を成功と呼べるのかどうかは判断できません。

 

「ふんどしだけで年商30億円」がすごいのはわかります。

「こたつ布団だけで年商30億円」も相当すごいと思います。冬しか売れませんし、そんなに買い替えるものでもありませんし。

が、勉強不足のせいで、Tシャツだけで年商30億円はピンときませんでした。

 

「うさぎ跳びだけで日本一周」がとんでもない偉業なのはわかるんです。

「サツマイモだけで白飯三杯」がギネス級なのもわかるんですけどね。

ただどうしても、Tシャツだけで年商30億円というのが、いかんせん業界に疎いので……。

 

Tシャツだけで年商30億。

Tシャツだけで年商30億。

  • 作者:新開 強
  • 出版社/メーカー: 実務教育出版
  • 発売日: 2019/09/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

以上、新開強著『Tシャツだけで年商30億。』を読んだ感想でした。

 

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