雪が降ると、たとえ夜遅く(10時や11時ごろ)でも雪かきをする人っていますよね。
勤勉でマジメなのかもしれませんが、いかんせんうるさいのがネックです。
雪かきがアスファルトに擦れる「ガー!」っていう音。
あの騒々しさはなかなかのものです。
とはいえ、大音量で音楽を流しているわけではなく(つまりただの迷惑行為ではない)、なかなか雪かきを注意する気にはなれません。
そこでこの記事では、
- 夜中に雪かきをするのは非常識なのか
- 夜中に雪をかきたくなる心理
など、「深夜の雪かき問題」について考えていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
夜中の雪かきはうるさいから迷惑?
夜中に響く雪かきの音ってわりと迷惑ですよね。
本人がどう感じているのかは知りませんが、聞かされるほうとしては、たまったもんじゃありません。
窓を開けて「明日でいいじゃん!」と叫びたくなります。
ただ個人的に、うるさく感じる"本当の理由"は、こんなところにあるのではないかと思っています。
雪かきの音が罪悪感を刺激する
20時ごろに雪が降り始めたとします。
私は「明日の朝でいいや」と考えて23時にベッドに入ります。
ところが外からは、誰かが雪かきをする音が聞こえてくる。
こんなときに聞こえる雪かきの音って、5割増しのボリュームで鼓膜に響いてくると思うんですよね。
他人が出す雪かきの音に「怠惰な自分への罪悪感」を刺激されるからです。
ガー(お前は)
ガー(やらないのか)
ガー(私は)
ガー(こんなに頑張っているぞ)
ガー(雪が降っていることは)
ガー(知っているんだろう)
ガー(なぜ無視して眠るのだ)
ガー(なんとも怠惰な人間だな)
みたいな。
自己正当化のための怒り
罪悪感を持ったまま眠るわけにはいきません。
なんといっても気分が悪い。
「雪かきをしないのは良くないのかな」
なんて後ろめたい気持ちでは、とても熟睡なんてできません。
だから私たちは自らを正当化するために、夜中に雪かきをする人たちを「非難する」という手段をとります。
「夜中に雪かきをするなんて非常識だ。迷惑だと思わないのか?」と。
そう考えれば、雪かきをサボっている(先送りにしている)怠惰な自分から、「周囲への気遣いができるすばらしい自分」へと変貌を遂げることができます。
つまり自分の気持ちがスッキリするわけです。
(そんな心理が働くせいで余計にイライラするのかもしれない、という話です)
なぜ夜中に雪をかくのか?
とはいえ、夜中に雪かきをする人が悪くないわけではありません。
ガーガーとうるさくて少なからず迷惑ではありますよね。
ただ、「夜中に雪かきをする人」にとってみれば、あのやかましい音こそが重要なのです。
なぜなら、あの騒々しい音が出ることで周囲に「雪かきをしている自分」をいっそうアピールできるから。
マジメな自分。几帳面な自分。深夜でも寒さに負けず頑張っちゃう自分。
そんな自分を盛大なガーガーとともにお届けするわけです。
だいぶ迷惑な話ですが。
もし深夜にホウキを使って(つまり静かに控えめに)雪かきをしている人がいたら、その人は本物です。
まとめ
夜中の雪かきについて書いてきました。
これは「全面的に向こうが悪い」という単純な話ではありません。
私たちのなかにある罪悪感に響いてしまうせいで、5割増しでガーガーが聞こえます。
そこを自覚すべきだと思うんですよね。
そうすれば「なんて非常識なヤツなんだ!もう寝ろ! 」などと激昂せず、「こんな夜に雪かきをするなんてエラい人だな。でも、いいかげん寝てくれないかな」くらいに抑えられます。
相手にも非があるし、こちらにもほんの少しだけ非がある。
だからといって腹が立つのはすべて相手のせいではないし、すべて自分のせいでもない。
ぜんぶ、雪のせいだ。
そんなところですね。
うるさければ耳栓をして眠りましょう。
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以上、深夜の雪かきについてでした。
雪かきの必要性について、当サイトにはこんな記事があります。
石油ストーブの購入に関して、当サイトにはこんな記事があります。