ブログ記事やYouTubeの動画など。
コンテンツ、作っていますか?
この記事では、高瀬敦也著『人が動くコンテンツのつくり方』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『人が動くコンテンツのつくり方』の要約と感想
まずは本書の要約から。
著者はコンテンツプロデューサー。
テレビ、音楽、Web、広告、マンガ、アニメ、アプリ、動画、ゲーム、お店などのコンテンツ作りを通じてわかった知見をまとめたもの。
コンテンツとは何か。どうすれば生活者の感情に訴えかけられるのか、など、コンテンツ制作のコツを解説。
以上がおもな内容です。
こうして記事を書くブロガーとして、本書の内容は参考になりました。
コンテンツってなに?
コンテンツとは何でしょう?
著者は、「世の中にあるものはすべてコンテンツ」だといいます。
世の中にあるものはすべて誰かの発明だったり、思いが詰まっている。
それを生活者に伝えたり、感情に訴えかけることでコンテンツ化できるのだそう。
知恵と工夫しだいであらゆるものをコンテンツ化し、発信できるわけですね。
「狭める」ことでコンテンツ化する
コンテンツ化するコツは「狭める」ことだといいます。
たとえば人間だったら、性別、年齢などで範囲を狭めていく。
そうすると女子高生という分類ができあがる。
JKはコンテンツである、と。
狭めるとは、イメージを明確にしてあげることなのだそう。
イメージを明確にすることで、人は「自分に関係あるのかないのか」を判断しやすくなりますよね。
だからいい、というわけ。
お金をテーマにブログ記事を書くにしても、
- 大事なお金の話
- 大学生はコレにお金を使え
後者のほうが内容をイメージしやすく、読まれやすいといえます。
前者はテーマが漠然としていて、自分に関係あるんだかないんだかがわかりません。
狭めるメリットは他にも
「イメージが明確になる」以外にも、範囲を狭めるメリットが紹介されていました。
よけいな情報や要素がなくなり、コンテンツがダイレクトになる。
嫌な要素が減り、好きな要素が多い状態。当然ながら、満足度が上がる。
なるほど、です。
先述の「大事なお金の話」をテーマにブログ記事を書いたら、
- 稼ぎ方
- 節約術
- 投資術
など、幅広く解説することになるでしょう。
が、投資に興味がない人にとって「投資術」はどうでもいい話です。
だったら、
- 稼ぎ方
- 節約術
- 投資術
それぞれ独立させて記事を書いたほうが良いのかもしれません。
「稼ぎ方」を細分化することも可能です。
- 出世
- 転職
- 起業
- 独立
- 副業
- 複業
これで6つのテーマができました。
狭めれば、コンテンツのネタが無限に湧いてきます。
生活者にとっても、興味のある要素が多いので満足度が上がります。
つまり双方がハッピーなわけですね。
まとめ
(本書のキモだと感じた)「狭める」についてご紹介してきました。
ほかにも、コンテンツで人を動かすためのノウハウが満載です。
- 続ける意味
- ベタが最強
- 過去に学ぶ
- 制約が欠かせない
- 生活者の気分になる
- 気持ち悪さのメリット
- コンテンツがヒットしたら
など。
コンテンツ作りのキモを押さえれば、ほかの媒体で活躍することもできるでしょう(ブロガーからユーチューバーに転身など)。
コンテンツの質を上げるためにも、自身の可能性を広げるためにも、ぜひ本書を読んでみてはいかがですか?
コンテンツの本質を学ぶのにピッタリな一冊です。
さすがは「コンテンツプロデューサー」を名乗る人物が書いた本。
以上、高瀬敦也著『人が動くコンテンツのつくり方』の要約と感想でした。