『「好きなことだけやって生きていく」という提案』の要約と感想

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

いまの仕事は「自分の好きなこと」だといえますか?

 

答えがノーなら、あなたにとって本書は参考になるかもしれません。

「誰でも好きなことを仕事にして成功できる」と著者は述べています。

 

この記事では、角田陽一郎著『「好きなことだけやって生きていく」という提案』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『「好きなことだけやって生きていく」という提案』の要約と感想

f:id:MORIKO:20200610145341p:plain

まずは本書の要約から。

 

好きなことだけをやって後悔のない人生を手に入れよう。

好きなことをして得られる満足感は、食欲や物欲、性欲が満たされるよりもあなたを気持ち良くするはずだ。

 

魅力的に見える人、成功している人の多くは好きなことだけをやって生きている。

彼らの共通点を分析して見えた「好きなことで生きるコツ」を解説する。

 

以上がおもな内容です。

「好きなこと」がある方に本書はおすすめです。

 

好きなことをしないと生き残れない時代

好きなことをしないとこれからは生き残れない」と著者は述べていました。

なぜなら、人がやりたくないことから機械化されていくからです。

 

多くの人がお金のために渋々やっている仕事があれば、それは機械に取って代わられるというわけです。

機械を開発する側にとっても、そのほうがニーズがあるため儲かる。

 

したがって、「好きなことを仕事にできたらいいな」という悠長な話ではなく、「好きなことを仕事にできないと職を失う恐れがある」というシビアな話だといえそうです。

 

 

理想像を語るが具体性に欠けている

本書を読んだからといって、すぐ好きなことを仕事にできるわけではありません。 

なぜなら、「マネタイズ」について著者が一切触れていないからです。

 

たとえばここに野鳥が好きな人がいるとします。

この人は本書を読み、好きなことで生きていく人生に憧れ、現在の「アパレル店員」という仕事を辞めようと考えました。

 

ところが、「好きなことでどうやってお金を稼ぐか」という方法論は述べられていないため、その先がわかりません。

つまり、野鳥で稼ぐ方法がわからないのです。

あなたが本書に感化されたとしても、こうした状況になるでしょう。

 

したがって本書は「好きなことで生きていくのは素晴らしいな」という感情を手に入れるための本だといえます。

まずは副業としてブログやYouTubeで好きなことについて発信するのが良いかも。これは私の見解。

 

まとめ

医師の友人が「医者にとって一番難しいのは診断」だと語っていました。 

正しい診断が下せれば、あとは患者にたいして決まった治療を行うだけだからです。

 

「好きなことで生きる」というのも同じではないでしょうか。 

「好きなこと」を見極めるのがもっとも難しく、ここがハッキリすれば、マネタイズの方法はいくらでも見つかるのかもしれません。

 

ゆえに、「好きなこと」に目を向けさせてくれる本書には(具体的なマネタイズ方法はないが)、価値があるといえます。

 

それから著者は「好きなことで生きるために、若さ以外の武器を持て」と述べていました。 

なぜなら、若さ(容姿の美しさ含む)は時間の経過とともに失われるものだからです。

 

若さを武器にしてしまうと、仕事として長続きしないでしょう。

収入は右肩下がりだということです。 

 

「好きなことだけやって生きていく」という提案

「好きなことだけやって生きていく」という提案

 

以上、角田陽一郎著『「好きなことだけやって生きていく」という提案』の要約と感想でした。

結論。「好きなことで生きたい」というモチベーションを高めてくれる本。だが、具体的な行動のアドバイスはない。気持ちが高ぶったら、そのあとはあなた次第。

 

www.shortshortshort.jp

こちらの本では「好きなこと」を仕事にする女性たちが紹介されています。

ブログを書く、店舗を出す、スポンサーを募るなど、マネタイズの方法について参考になるでしょう。