もし遺伝的にハゲることが決まっているのだとしたら、食事や生活に気をつけても薄毛を避けられないのでしょうか。
それともハゲ予防を徹底すれば、薄毛を避けたり、遅らせたりすることが可能なのでしょうか。
この記事では、
- 薄毛の運命に努力で抗えるのか
- 対策をしても意味がないのか
など、「遺伝的にハゲる運命なら薄毛予防の努力をしても無駄なのか」についてわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
遺伝的にハゲる運命なら薄毛予防の努力をしても無駄なのか
そもそも、ハゲるかどうかは遺伝によって決定されるのでしょうか。
じつは、専門家の間でも意見が分かれており、明確な答えは出ていません。
- 薄毛は遺伝より環境で決まる
- いや、薄毛は99%遺伝で決まる
など、正反対の意見が飛び交っています。
つまり、「ハゲは遺伝するかどうか」はまだまだ議論中だ、ということです。
もしも薄毛になるかどうかが99%遺伝によって決定されるとしたら、食事や睡眠に気をつけたところで、なんの意味もなくなってしまいます。
なんというか、夢も希望もありません。
薄毛になるかどうかを左右するアイツ
薄毛になるかどうかは、AGA(男性型脱毛症)を誘発するDHT(ジヒドロテストステロン)にたいする毛乳頭と毛母細胞の感受性によって決まるとされています。
端的にいえば、
- ハゲやすい体質
- ハゲにくい体質
これらが存在するということです。
そして、この体質が親から子へ遺伝するかどうかは「目下議論中」というのが、先ほどまでの話でした。
あなたがハゲやすい体質であれば、食事や睡眠に気を遣い、運動をしていてもハゲる可能性があります。
あなたがハゲにくい体質であれば、なんら薄毛対策を行っていなくても、フサフサの髪をキープできるかもしれません。
では、薄毛対策を行うことに意味はないのでしょうか。
すべての男性が薄毛対策をすべき理由
ハゲたくない男性は、できる限りの薄毛対策を行ったほうが良いでしょう。
なぜなら、もしハゲたとしても後悔せずに済むからです。
かりに、将来あなたがハゲてしまったとします。
なにも薄毛対策を行っておらず、不摂生を貫いてきたあなたは「食事や睡眠に気を遣っておくべきだった」と後悔するかもしれません。
というのも、もし髪がフサフサのうちから薄毛対策を行っていたら、ハゲを避けられたかもしれないからです。
いっぽうで、薄毛対策をしていたにもかかわらずハゲてしまった場合はどうでしょう。
こちらは「やれるだけのことはやった。それでもハゲるなら仕方ない。おれの負けだ」と開き直ることができます。
つまり、結果はおなじハゲでも、気分に雲泥の差が生じるということです。
メンタルヘルスの観点からすれば、薄毛対策はやっておくに限ります。
迷っているなら薄毛対策をしよう
あなたが食事や睡眠、シャンプー、運動において「ハゲ予防」を意識すべきかどうか迷っているなら、「対策する」ことをおすすめします。
対策に効果があるかどうかは問題ではありません。
ハゲてしまったときに「現実を受け入れられるかどうか」が問題なのです。
「やらずに後悔するより、やって後悔したほうがいい」の精神でいきましょう。
毎日22時には寝てたのにハゲるのかよ、チキショウと嘆ければ、薄毛をスッキリ受け入れられます。
いつも夜中の3時まで起きてたのが悪かったのか?と悔やんでも、どうにもならない。ずっと後悔するだけ。
まとめ
薄毛対策は、好きな人への告白に似ています。
好きな子に告白して振られたなら、「仕方ないか」と恋を諦められます。
いっぽうで、もし勇気が足りなくて告白できずに終わったら、いつまでも「告白しなかった自分」を悔やみつづけることになるでしょう。
なぜなら、「告白したら付き合えていたかもしれない可能性」が残っているからです。
薄毛対策もおなじです。
なにも対策をしないままハゲてしまったら、「対策していればハゲいなかったかもしれない可能性」だけが残りつづけます。
当然ながら、悔やんでもどうにもなりませんし、考えても答えは出ません。
薄毛対策をサボり、「自分だけは薄毛になんかならないだろう」と慢心しきっていた過去の自分をあなたは恨み、憎み、後悔することでしょう。
だからこそ、できる限りの薄毛対策をしておくべきなのです。
ハゲないためにというよりも、ハゲたときに後悔しないために。
以上、遺伝的にハゲる運命なら薄毛予防の努力をしても無駄なのか、でした。
結論。できる限り、思いつく限りの薄毛対策をせよ。23時には寝よ。洗髪せよ。こだわったシャンプーを使用せよ。バランスの良い食事を心がけよ。運動せよ。ストレスを発散せよ。
【参考文献】
小林一広『病はケから 老けない心と体の作り方』幻冬舎、2014年
生卵とハゲの関係についてはこちらです。
すでにハゲているかどうかをチェックする方法はこちらです。