筋トレをしすぎるとハゲるのか。6分でわかるマッチョと薄毛の関係性

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「筋トレはハゲの原因になる」というウワサは、オカルト的な迷信や都市伝説みたいなものです。

  

モンブランを食べ過ぎたら間違いなく太りますが、スクワットやデッドリフト、チンニングやをりすぎても、薄毛になったりはしません。

心配は無用です。

 

薄毛の仕組みを正しく知って、「ハゲの恐怖」を克服しましょう。

 

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筋トレをすると、体内でテストステロン(男性ホルモン)の分泌量が増えます

これは事実です。

 

がしかし、男性ホルモンが増えたら"ハゲまっしぐら"ではありません。

 

この記事では、

  • 薄毛のメカニズム
  • ジヒドロテストステロンに注意
  • ボディビルダーは全員ハゲているか

など、「筋トレのやりすぎはハゲの原因になるのか」をわかりやすく解説します。

ぜひ参考にしてみてください。 

 

 

筋トレのやりすぎはハゲの原因になる?

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筋力トレーニングに励んだからといって、髪が薄くなったりはしません。 

ただ、鍛えた箇所に筋肉がつくだけです。

 

その証拠に、ボディビルダーの姿を思い浮かべてみてください

彼らのゴツい肉体はどう見ても「筋トレのしすぎ」ですが、じゃあボディビルダーが全員ハゲているかといえば、そんなことはありません。

 

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髪の毛がフサフサで、薄毛とは無縁のボディビルダーも大勢います。

ハゲの恐怖を拭い去り、われわれも安心してダンベルカールに励みましょう。 

 

薄毛になるかどうかは体質次第

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「たくましい筋肉を得る代わりに、髪の毛を差し出さなければならない」

こんな切なくて理不尽な生贄制度は筋トレ界に存在していません。

 

喫煙者がもれなく肺がんで死んだりしないのと同様に、マッチョが例外なくハゲるわけでもないのです。

ポイントは、体質です。

 

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一般的なハゲはAGA(男性型脱毛症)といい、薄毛に悩む男性のほとんどが、このAGAに該当しています。

では、AGAはなぜ起こるのでしょう。

 

AGAのメカニズム 

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AGAのおもな原因は、ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンです。

 

DHTは、男性ホルモンであるテストステロンから、5α-リダクターゼという還元酵素によって作られる悪玉のホルモンです。

 

筋トレによって筋肉に刺激を与えると、テストステロンの分泌量は増えます。

 

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ただし、テストステロンがそのまま「薄毛」につながるわけではありません

 

5α-リダクターゼによって変換された「ジヒドロテストステロン」が、われわれの頭皮に作用したとき、ハゲ(AGA)が進行します。

 

そして、ジヒドロテストステロンにたいする、

  • 毛乳頭細胞
  • 毛母細胞

これらの感受性には、個人差があります。

つまり、DHTに敏感に反応する人もいれば、そうでない人もいる、ということです。

 

ジヒドロテストステロンに敏感な毛乳頭、毛母細胞の持ち主であれば、少量のDHTにも反応し、AGAが進んでしまいます。 

端的にいうなら、ハゲます。

  

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この「敏感かそうでないか」は遺伝や体質によって決まるので、筋トレを含む生活習慣とは、ほとんど関係がありません。 

 

だからこそ、ボディビル大会の会場は「マッチョな薄毛選手」であふれかえっていないのです。

ボディビルダーは筋トレに人生を捧げていますが、髪の毛までは、捧げていません。

 

 

ハゲる人は筋トレに関係なくハゲる

AGAになるかどうかは、ジヒドロテストステロン(DHT)にたいする毛乳頭および毛母細胞の感受性しだいです。 

 

敏感ならアウト、鈍感ならセーフで、生まれたときすでに決まっています。

  

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たとえるなら、くすぐり(コチョコチョ)が効く人と、ぜんぜん効かない人がいるようなものです。

すべては体質の問題です。 

 

したがって、「筋トレしたらハゲるかも」という不安に怯え、たくましいマッスルボディを諦めることはありません。

 

いっぽうで、もしも近い将来ハゲたとしても、筋トレを犯人にすべきではありません。

 

薄毛になった理由は、DHTに反応しやすい体質だった、というだけの話だからです。

筋トレとの因果関係は、ナッシングです。

 

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事実、世の中には、(どう見ても)筋トレをしていない(どこから見ても)薄毛の人が大勢います。

 

スクワットや腕立て伏せをしなくても、ハゲる人はハゲる、という厳しくて容赦ない現実が見てとれます。

 

【朗報】AGAは治療できる 

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薄毛に怯えながら中途半端なトレーニングをするのはやめましょう。

120%の全力を出し切ってこそ、筋肥大や筋力アップに期待できます。

 

そもそも髪の行く末は体質しだいなので、ハゲないかどうか心配しても意味がありません。

不毛です。

 

それから、もし運悪くAGA(男性型脱毛症)を発症しても、医療機関で治療が受けられます。

 

薄毛の原因は、ジヒドロテストステロンだとお伝えしました。

この悪玉ホルモンをつくっている還元酵素「5α-リダクターゼ」の働きを抑え、テストステロンが恐怖のDHTへと変わるのを防ぐ、そんなステキな内服薬や塗り薬を、病院へ行けば医師から処方してもらえます。

 

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ようは、髪が抜ける原因を取り除くわけです。

 

もしも頭髪がピンチになったら、

  • 皮膚科
  • AGA専門クリニック

といった診察科、あるいは病院へ足を運びましょう。

 

火災において初期消火が重要であるのとおなじで、AGAもまた、早期治療が「その後」のカギを握っています

 

鏡を見て「あれ?」と思ったら、すぐ専門医を訪ねてみてください。

筋トレが終わってからプロテインを飲むまでの間とおなじくらい「すぐ」が理想的です。

 

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もし頭頂部が薄くなって地肌が見えてきたり、額が後退しはじめてきたら、病院やクリニックへゴーです。

筋トレとハゲはなんら関係がないので、マッチョを目指すなら、スポーツジムへゴーです。

 

以上、筋トレのやりすぎはハゲの原因になるのか、でした。

結論。ならない。筋トレでテストステロン(男性ホルモン)が増えるのは事実。だけど、還元酵素によって作りかえられたDHT(薄毛の犯人)に反応しやすいかどうかは、体質しだい。敏感なら禿げるし、鈍感なら禿げない。運を天にまかせ、よけいな心配をせず筋トレに励もう。

 

Amazonでは、こちらのプロテインがよく売れています。 

人工甘味料は不使用で、消泡剤さえも使われていません。

余計なものを加えず、とことんナチュラルにこだわっているプロテインです。

 

WPI(乳糖と脂質を取り除いたもの)なので、牛乳を飲んでお腹を壊す体質(乳糖不耐性)でも、問題なく飲めます。

タンパク質の含有量は通常のWPCプロテインを上回っており、高タンパク、高効率で効果的です。

 

【参考文献】

伊藤和弘『男こそアンチエイジング』日経BP、2015年

小林一広『病はケから 老けない体と心の作り方』幻冬舎、2014年

樺沢紫苑『ブレインメンタル強化大全』サンクチュアリ出版、2020年

『Newton別冊 健康の科学知識』ニュートンプレス、2020年