『人生が変わるホルモンコントロール術 はたらくホルモン』の要約と感想

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焼肉のホルモンではなく、私たちの神経細胞から分泌されるホルモンに関する本です。

 

ダイエットを成功させるホルモン、仕事力を高めるホルモン、メンタルを左右するホルモンなど、さまざまなホルモンの働きや"ホルモンを増やす方法"について書かれていました。

 

体内からストレスホルモンを減らし、代わりに幸せホルモンや愛情ホルモンを増やしてみませんか?

 

預金残高も幸せホルモンも、多すぎて困ることはありません。

ただし、いずれも少なすぎると問題です。

 

この記事では、工藤孝文著『人生が変わるホルモンコントロール術 はたらくホルモン』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『人生が変わるホルモンコントロール術 はたらくホルモン』の要約と感想

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まずは本書の要約から。 

 

著者は内科医。

ほとんどの人は気づいていないが、性格も体型も行動も、じつはすべてホルモンが影響している。

人間はホルモンにコントロールされていると言っても過言ではないのだ。

 

大事なのは、ホルモンについて知り、私たちがホルモンを上手くコントロールすることだ。

ちょっとした工夫で人生を上向きにできる「20のホルモン」について解説する。

 

以上がおもな内容です。

私たちの性格にも体型にも行動にも、すべてホルモンが深く関わっているとは、驚きではないでしょうか。

まるでわれわれは操り人形で、ホルモンによって意のままに操作されているようなものです。

 

ケチで臆病で自分勝手な性格も、たるんだお腹も、やめられない間食も、運動する気になれないのも、ぜんぶぜんぶホルモンのせい、なのかもしれません。

まったく、良い迷惑です。 

 

難しい内容をわかりやすく

本書が良いのは、そのわかりやすさです。

 

イラストやまとめが挿入されていたり、専門用語にはかならず説明がついていたりと、読者が理解しやすいように工夫してありました。

 

「ホルモンなんて、焼肉のホルモンとマキシマムザホルモンしか知らない」

といった予備知識ゼロの読者であっても、本書なら抵抗なく読めることでしょう。

 

そもそもホルモンというのは、神経細胞から分泌され、細胞に情報を伝達する物質のことをいうそうです。

この定義だけを見ても、なんのこっちゃわかりません。

 

そんな「なんのこっちゃわからない情報」を、「なるほど」のレベルにまで噛み砕いて説明してくれているのが本書です。

 

しかも私たちはホルモン博士になれるだけではなく、

  • ダイエットをするには
  • メンタルを安定させるには
  • ストレスを減らすには
  • 寝つきを良くするためには

このように、実践的な知識も得られます

セロトニンがなんなのかはもちろん、さらに一歩進んで「どうやったらセロトニンの分泌量を増やせるのか」まで学べるのが、本書の特徴です。

 

 

ホルモンに詳しくなれる一冊

私たち一般人がホルモンに詳しくなれるチャンスがあるとしたら、本書が最初で最後かも知れません。

つまり、本書を読まなければ今後ホルモンについて知る機会はないだろう、ということです。

 

本書には、

  • 分泌する場所
  • はたらく場所
  • 分泌するタイミング
  • おもな役割
  • 弱点

など、ホルモンについての基本的な情報が、わかりやすくまとめてありました。

 

ホルモンに詳しくなるメリットは、 私たちの、

  1. 性格
  2. 体型
  3. 行動

などを操っている"ボス"を知り、攻略できる点にあります。

ネガティブな性格を変えるには、スピリチュアル本を10冊買って読むよりも、ホルモンに働きかけたほうが賢明なのかもしれません。

 

なぜなら、われわれの気分や性格をコントロールしているのはホルモンだからです。 

「自分を変えること」イコール「ホルモンをうまくコントロールすること」だといえるでしょう。

 

たとえば、食べ物を噛む行為には、ストレスホルモンであるコルチゾールを減少させる効果があるといいます。

ストレスを感じているときには、スルメイカを買って帰り、クチャクチャと咀嚼しまくるのが良いのかも知れません。

 

それからレプチンというホルモンは、食べたい欲求を止める食欲コントローラーなのだそうです。

睡眠不足はレプチンの不足を招き、代わりに空腹ホルモンであるグレリンを増加させると著者は述べていました。

 

つまり、寝不足な毎日がつづくと肥満まっしぐらだ、ということです。

ついついお菓子を食べたくなってしまうのは、睡眠不足のせいで食欲コントローラー「レプチン」が足りていないせいかもしれません。 

 

まとめ

ホルモンは、私たちのほぼ全身から出ているのだそうです。 

 

脳、胃、副腎、骨、皮膚、筋肉、脂肪細胞などありとあらゆる場所から分泌されており、「むしろホルモンを出さない臓器のほうが珍しい」と著者は述べていました。

 

そんなホルモンをコントロールするには

  • 体内時計
  • ストレス
  • 食事

などをコントロールし、整えると良いそうです。

 

本書には、それぞれのホルモンの基礎知識から、「人生を上向きにするための工夫」までが詰まっていました。

本書を買って読むか読まないかは、あなたの行動をコントロールしているホルモン次第です。

 

ところで、あなたのホルモンは何と答えているでしょうか。

 

以上、工藤孝文著『人生が変わるホルモンコントロール術 はたらくホルモン』の要約と感想でした。

結論。ホルモンは、自分自身。だからホルモンに詳しくなるほど、自分の性格や気分、体型についての理解が深まるし、どんな行動をすれば良いのかが判断できるようになる。

 

www.shortshortshort.jp

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