会社に行きたくない気持ちも、仕事を辞めたいメランコリーも、社会人なら抱くのが普通です。
労働がイヤになるのはけっして病気でも甘えでもなく、ちょうどテスト勉強をしながらストレスを感じていたような、アレとおなじ健全な反応です。
「したくないこと」を渋々している、もしくはさせられているわけなので、精神的な拒否反応が出るのは当然だといえます。
では、働きたくない気持ちが甘えではないとして、私たちはいったいどうすれば良いのでしょう。
退職願を書いて上司に渡し、いま勤めている会社とサヨナラする選択もアリなのでしょうか。
この記事では、
- 避けられないお金の問題
- メンタルが疲れているとしたら
など、「会社に行きたくない・仕事を辞めたい気持ちの処理方法」をわかりやすく解説します。
ちょうど、傘を捨てたいときに「どこでどうやって処分したら良いの?」と検索して手順を学ぶような感覚で、参考にしてみてください。
「働きたくないときはどうしたら良いの?」の問いにたいするアンサーです。
会社に行きたくない・仕事を辞めたい気持ちは甘えじゃない
ほんとうの甘えというのは、
- 親のスネをかじる
- 恋人にカネをせびる
こうやってお金を工面し、無職のまま、働かずに生きることをいいます。
これは世間一般からすれば「甘ったれた人間」ということになりますが、それで本人の生活が成り立っているのであれば、問題ありません。
好意的に捉えればむしろ、甘えている人間は、経済的に養ってくれている人物に「貢献感」を味わうチャンスを与え、幸せな気分にしてやっているともいえます(自分がいないとダメだ、的な満足を提供している)。
つまり大事なのは、「この気持ちは甘えなのかどうか」を気にすることではなく、「自分はどうしたいのか」を考えて実行することだといえます。
私たちの心のなかに甘えがあるからといって、目の前にグロテクスな死神がやってきて、特大サイズの鎌で命を奪われたりはしません。
- これは甘えだと思う
- 甘えだとは思わない
べつに、どちら側に立ってもOKです。
お金の問題をどう解決するか
「甘えだ」という周囲(たとえば相談した友人)の声があるとしても、気持ちを惑わされることはありません。
いいたいように言わせておきましょう。
というのもたいてい、やっかみや嫉妬心から生じている発言だからです。
- 働かないことが許される経済状況
- 仕事をしなくても咎められない環境
これらを羨ましがっているだけです。
それよりもわれわれが意識を向けるべきは、お金です。
なぜなら、仕事を辞めてもっとも困るのが「収入の減少」だからです。
むしろ、「働きたくないけど、会社は辞められない」という精神的葛藤はすべて、おカネの一点に集約されるといって良いでしょう。
もし宝くじで現金3億円が当たっていたら、
- はぁ、会社に行きたくない
- ふぅ、仕事を辞めたい
こんなふうに悩んだりしないはずです。
銀行で当選金を満額受けとった翌日に、なんの迷いも未練もなく、上司へ退職願を出すに違いありません。
ですので、仕事が嫌になったときまず考えるべきは、どうやって他(勤めている会社以外)からの収入を確保するか、だといえます。
この問題をクリアできれば、いまの仕事を辞めても生きていけれます。
お金を得る方法は、たとえば、
- 親・恋人・配偶者に頼る
- フリーランスに転身する
- 固定収入を減らしてアルバイトで稼ぐ
など、考えればいくつか出てくるはずです。
「働きたくないこの気持ちは、甘えなのか?」と頭をひねって脳のエネルギーを消耗するくらいなら、収入を得る手段を模索したほうが、よほど建設的です。
メンタルが疲れている可能性
もし、仕事についてのネガティブな考えばかり頭に浮かんでくるとしたら、きっと心が疲れています。
歩きすぎたら足が痛くなるのとおなじで、仕事がツラすぎると、メンタルはスタミナ切れを起こします。
このまま無理をして働きつづけたら、エネルギーが枯渇し、何をする気も起こらなくなり、抑うつ状態に陥りかねません。
さらに悪化してうつ病を発症してしまったら、今度は皮肉なことに、「働きたくても働けなく」なります。
うつ病は精神疾患でありながら、
- 食欲不振
- 睡眠障害
など、気分の落ち込みだけでなく身体症状も現れる病です。
うつ病の症状としては「希死念慮」も挙げられます。
希死念慮は自殺願望とも言い換えることができ、これを抱いてしまうと、四六時中「死ぬこと」ばかり考えるようになったり、死の衝動にかられて突発的な行動をとってしまうリスクがあります。
仕事のせいでストレスを抱え、メンタルを病み、うつ病にまで行きついてしまうと、もとの健全な精神状態に戻るのは難しいといえるでしょう。
ちょうど、ジャングルの奥へ進めば進むほど、もとの場所へ帰れなくなるようなものです。
ゆえに、会社へ行くのがイヤで、
- 出勤前にきまってお腹が痛くなる
- 毎朝憂鬱な気分に苛まれている
こんな状況にあるなら、いっそ退職してしまうのも一つの手です。
メンタルを守れるのは自分だけで、会社は、私たち社員の「心の健康状態」まで気にかけてはくれません。
毎年ストレスチェックを実施しているのは、それが事業者側に課せられた「義務」だからです。
社長や役員はべつに、従業員の精神状態が心配で心配でたまらないわけではないのです。
社員はいくらでも替えが利く存在であって、上司は部下のことを「パンがなければケーキを食べれば良いじゃない」くらいに考えていると思って差し支えありません。
アイツが辞めたら新しい人を雇えばいいじゃない、といった具合です。
ゆえに、(辞めたら迷惑になるかもしれないとか)会社に気を遣う必要はない、といえます。
くわえて、「仕事をしたくないと感じるのは甘えなんじゃないか」と悩む必要がないのは、先述のとおりです。
まとめ
たとえば、仕事が嫌でたまらなく、いま勤めている会社を辞めたとします。
一定の条件を満たしていれば、私たちは「失業手当(失業保険)」を受けとることができるので、経済的に困窮したりはしません。
- 会社に行きたくない
- 仕事を辞めたい
といった気持ちは、もっと正確に表せば、
- いまの会社に行きたくない
- 現在の仕事を辞めたい
このようになるのではないでしょうか。
すなわち、今の会社で今の仕事がしたくないわけです。
ということは、転職して職場を変えれば、ポジティブな気持ちで働けるようになるかもしれません。
もし労働そのものにウンザリしているとしても、失業保険をもらいつつ毎日ボーッと過ごしているうちに、「仕事でもしようかな」ってな気分になるかもわかりません。
労働意欲の復活です(ストレスでメンタルが摩耗して、充電が切れていただけ)。
ひとまず会社を辞めるとして、その後どうやって収入を得るか、具体策を考えてみてはいかがでしょう。
転職でも、起業でも、フリーランスとして独立するのでもOKです。
ここが解決すれば、つぎの行動(退職)をとりやすくなります。
以上、会社に行きたくない・仕事を辞めたい気持ちの処理方法でした。
結論。もっと自分に優しく生きよう。辞めたいなら辞めてもいいし、行きたくないなら、有給休暇を使って休むか、退職すれば良い。ノープランでも、失業保険がもらえている期間中はどうにか生活できるから。誰も甘やかしてくれないこの世の中で、自分まで、自分に厳しくしてどうする。
悩みや疑問を解消したいとき、世の中には電話相談サービスを利用する人もいます。
お互いに赤の他人だからこそ、相談者は状況や心情をさらけ出すことができます。
「こんなこと話したら鬱陶しいと思われるかな……」などと気を遣う必要がありません。
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- 気分がスッキリする
- 自分の考えがまとまる
- 行動を起こす決意が固まる
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ほんの少し勇気を出すだけで、きっと心が軽くなるはずです。
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