本を「捨てる」のはもったいない行為?1冊20円でも売るべき?

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読み終えた本、必要なくなった本は、「売る」か「捨てる」かのどちらかです。

 

フリマアプリや古本屋で売ってお金に換える人もいれば、いっぽうで、いらない本をゴミとして捨ててしまう人もいます。 

 

ところで、本を捨てるのはもったいない行為なのでしょうか。 

答えは、ノーです。

 

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不要な本は捨ててしまって構いません。 

ちょうど、読み終えた新聞を捨てるのとおなじです。

 

この記事では、

  • 本を売るデメリット
  • 誰かにタダで拾われたら悔しい?

など、「本を捨てるのはもったいないのか」をわかりやすく解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

本を捨てるのはもったいない行為なのか

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捨てるのが本ではなく「食べ物」だったら、もったいないといえるでしょう。

食べるものがないと、私たち人間は死んでしまうからです。

 

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たとえば世界には、食糧がなく餓死する人がいます。

発展途上国に限った話ではなく、ここ日本にもいます。

 

ところが多くの先進国では、賞味期限が切れたり、売れずに余ったりした食べ物をバンバン廃棄する「フードロス」が問題になっています。 

 

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では、本はどうでしょう。

食べるものがなくて死ぬ人はいても、読む本がなくて死ぬ人は、いません

 

酸素や水、食べ物とちがって、本は、「生命維持に欠かせないもの」ではないからです。 

 

もう読まない書籍を私たちがゴミ箱へ突っこんだところで、誰も困ったりはしません。

ゆえに、本を売るのか捨てるのか、つまりどうやって処分するかは本人しだいだといえます。

 

売ればお金になるから本を捨てるのは損? 

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「生きるとか死ぬとかそんな大袈裟な話じゃない。不要な本を捨てずに売れば、少しでもお金になるのに

このような考えもあるでしょう。

 

ただ、本を売って換金するかどうかも、人それぞれです。

 

たとえば世の中には、本はおろか、いらなくなった高級ブランドのバッグや洋服を燃えるゴミとして出す人もいます。

もし1冊500〜2,000円の本を捨てる行為が「もったいない」とするなら、定価20万円のブランドバッグを売らずに捨てる行為は、もはや卒倒モノでしょう。

 

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1万円札を5枚まとめて捨てているようなものだからです(リサイクルショップへ持ち込めばお金になる)。

 

ただし高級ブランドバッグほどの値打ちは、古本にはありません。 

重要なのは、本を売ってもたいしたおカネにはならない、という事実です。

 

 

本を売ってもカネにはならない

たとえば、全国展開している古本チェーン店で、要らなくなった本を買い取ってもらうとします。

 

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まず、売りたい本をすべて紙袋や段ボール箱に詰め、自ら店舗へ持ちこみます。

スタッフに本を預けたら、査定が終わるまで待たなければなりません。

 

他にも本を売りに来てる客がいると(店が混んでいると)、査定終了まで20〜30分待たされることもザラです。

 

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さんざん待って「24冊で、合計460円です」では、情けないにも程があります。

自宅と店の往復にかかったガソリン代レベルの金額です。

 

本を売ったにもかかわらず、収支がプラスになっていません。

むしろ、時間と労力を失ったぶんだけ損をしているといえます。

 

たいていの本は、売ったところで二束三文、1冊あたり5円〜30円にしかなりません。

売っても仕方ないのです。

 

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だったら、ゴミとして捨ててしまったほうが良いでしょう。

時間も労力もかかりません。

 

おまけに、期待を大きく下回っている査定額にがっかりすることも、店員の接客態度が悪くてイライラすることもありません。

 

1冊ならゴミ箱へ放り込めばOKです。

不要な本が10冊あれば、ビニール紐でしばっておいて、資源物回収の日に出せば済みます。

 

他人に本を拾われないための対策

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「誰かにタダで拾われたら悔しい。ソイツが得をするのは許せない」 

こんな気持ちになりやすいのが人間心理です。

 

もしも「まだ読めそうなビジネス書」が20冊束ねてゴミ捨て場に置いてあったら、魔がさして、持ち帰ってしまう輩が出てるかもしれません。

 

どこかの誰かがトクをするのは癪です。

モヤッとした気持ちになります。

 

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見知らぬ誰かにラッキーな思いをさせないためには、 

  • 表紙を破り捨てておく
  • 数ページ引き裂いておく

こうして本にダメージを与え、通読不能にしてから資源物として出すのがおすすめです。

 

ページがグチャグチャだったら、もし拾ったとしても読めません。

つまり、本としての価値はゼロです。

 

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そもそも本がボロボロなので、だれも持ち帰ろうなんて気は起こしません。

結果として、他人に「トク」させずに済みます

 

フリマアプリなら本が高く売れる?

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「たしかにブックオフなどの古本チェーンは買取額が安い。でも、メルカリ(フリマアプリ)に出品すれば高く売れる。だから本を捨てるのはもったいない」

こんな意見もあるはずです。

 

メルカリをはじめとするフリマアプリに出品すれば、買取業者に持ち込むよりは、お金になります。 

本の「売り値」を自分で決められるからです。

 

古本屋に持っていったところで査定額が10円しかつかない本も、メルカリなら、1冊1,000円で売れたりします。

 

がしかし、話はそう単純ではありません。

  • 商品の写真を撮る
  • 説明文やタグの記載
  • 値下げ交渉のコメントに返事
  • 梱包
  • コンビニや郵便局で出荷

このように、フリマアプリでの売却にはなにかと「手間」がかかります

 

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まるで内職かアルバイトをしているようなもので、ほとんど労働も同然です。

労働にたいして給与が支払われるのは当然なので、メルカリで本が高く売れたとして、ラッキーでも、お得でも、なんでもありません。

 

  • 労力
  • 時間

これらの資本を犠牲にして、小銭を稼いでいるだけです。

 

だからこそ、読み終えた本、いらなくなった本は(余計なことをせず)捨てる、これがもっとも合理的な判断です。

 

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遠慮なく、容赦なく、迷いなく、本は捨てましょう。

つまらない小銭を得んとして、時間と手間を費やさないために、です。 

 

 

まとめ

用済みになった本というのは、口まわりを拭いたティッシュとおなじで、ゴミです。

なんの価値もありません。 

 

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価値がないものを他人に押しつけるのはやめて、ゴミは、ゴミ箱へ入れましょう。

ゴミを使って小銭を稼ごうとする「あさましいケチ根性」こそ、捨てるべきです。

 

ゴミに構っている暇が5分でもあるなら、さっさと次の本を読んだほうがタメになります。

 

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だいいち、「本を捨てるのは損。売って、たとえ20円でも良いから取り返したい」と考えるくらいなら、買うのをやめて、図書館で本を借りたほうが良いかもしれません。

きっと、煩わしさから解放されます。 

 

もし仮に、資源物として捨てるのも面倒なほど「処分したい本」がドッサリあるなら、宅配買取サービスを使うのも手です。

段ボールに本を詰めておけば、あとは宅配業者が自宅まで集荷に来てくれます。

 

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段ボールを渡したら、業者が査定し、査定額がメールで届きます。

 

Amazonと提携している宅配買取業者(リコマース)であれば、買取金額をそのまま「Amazonギフト券」として受け取れるので、次回以降のショッピングに使えて便利です。

 

もし、捨てるのも億劫なほどたくさんの本をまとめて処分したい場合には、ご検討ください。

 

以上、本を捨てるのはもったいない行為なのか、でした。

【結論】いらない本を売る場合、わずかなお金を得る代わりに、時間と労力を捨てることになる。「本」を捨てるか、「時間と労力」を捨てるかの違い。どっちのほうがもったいないのかは、人それぞれの価値観しだい。

 

Amazonでは、リコマースに本の買取を依頼するためのダンボールが売っています。

もちろん、ご自宅にダンボールがあれば、そちらで構いません。

 

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