自分の好きな人が、高確率で「こちらを意識していない」とします。
つまり、現状は片想いです。
もしこの状態で告白したら、「好きでもない人に告白された」お相手はいったいどう思うのでしょうか?
- 嬉しい
- 気持ち悪い
- 正直いって迷惑
- 好きと言われたら好きになる
など、どんな反応をするのか気になります。
もちろん誰だって、好きな人から告白されるのが嬉しいに決まっています。
ただ、「両想いだって確信できるまで告白しちゃダメ」なんて決まりはどこにもありません。
事実、「何とも思っていなかった相手」から告白され、付き合い始めるカップルもいます。
ですので、好きな人の気持ちを予測しつつ、うまく好意を伝えて交際を目指しましょう。
"当たって砕けろ"の精神で告白する必要はないのです。
この記事では、
- 告白がきっかけで好きになる?
- ドン引きされたりしない?
など、「好きでもない人に告白されたら相手はどう思うのか」をわかりやすく解説します。
自分の行動がどんな反応を引き出すのか知るため、ぜひ参考にしてみてください。
好きでもない人に告白されたらどう思う?
意中の相手に「好きです。付き合ってください」と告白したとします。
返事として考えられるのは、
- Yes
- No
- 保留
このいずれかです。
私たちが「向こうには気がないだろうな」と決めつけているだけで、じつは、お相手もこちらを意識しているかもしれません。
まさかの両想いだった場合、告白は成功します。
それにたいして、やっぱりほんとうに全然好きじゃなかった場合、交際は断られるでしょう。
なぜなら、恋人になってデートをしたり、手を繋いだり、友人に紹介したりする場面が想像できないからです。
最後は保留です。
たとえば、こちらを恋愛対象として見たことがなかった(友だちの一人として見ていた)なら、交際がアリかナシかを考えるのに時間を要するかもしれません。
だからその場ですぐ答えを出せず、告白の返事は保留となります。
イエスかノーか、はたまた保留か、返ってくる反応は告白するまでわかりません。
好きになることはある?
告白されたことがきっかけで恋愛感情が芽生えることはあります。
たとえば、まったく意識してなかったけど好きっていわれてから意識するようになった、という具合です。
このような心理の働きを「好意の返報性」といいます。
返報とは、「お返しする」という意味です。
たとえば、仲の良い友達が誕生日にプレゼントをくれたとします。
今度その友人が誕生日を迎えたとき、なにかお返しをしたくなりませんか?
というのも、プレゼントを貰いっぱなしのまま返さないでいると、気持ちが悪いからです。
もちろん、「自分のことを大事に思ってくれているから、お返しがしたい」というポジティブな気持ちも生じます。
これが返報性、すなわちギフトにたいしてお返しがしたくなる心理です。
とはいえ、モノである必要はありません。
気持ちにたいしても返報性は働きます。
たとえば「友だちの中でいちばん話が合う」と友情を示されたとき、こちらもいっそう友人にたいして好意的になるでしょう。
これも返報性です。
好意の返報性もおなじです。
自分に愛情を注いでくれる人物にたいして報いないのは申し訳ない、好きになってくれて嬉しい、そんな感情から好意が芽生えます。
ただし、絶対に好かれる、と確約されたわけではありません。
人間の心はそんなに単純でなく、実際にはもっと複雑なので、「好意をお返ししたい」という気持ちが湧かないこともあります。
たとえば、理想のタイプとは真逆の人物から告白されたとしても、好きになることはないでしょう。
とはいうものの、何も行動せずただ「好きだなぁ」とひっそり想い続けるくらいなら、いっそ告白したほうがマシです。
なぜかというと、好意の返報性が働くきっかけを作れるからです。
「ごめんなさい」と振られたとしても、しばらく経って向こうから「やっぱり付き合ってください」と告白される、なんてこともありえます。
好意の返報性がジワジワと効いた結果です。
告白は"勇気の無駄遣い"ではないのです。
気持ち悪がられてドン引きされない?
「理屈はわかったけど、実際は返報どころか、ただ気持ち悪がられて終わりじゃない?」
このように好意の返報性を疑っている人もいるでしょう。
好きでもない人に告白されたら引くんじゃないか……というわけです。
ゾンビを見るかのような目でドン引きされるかどうかは、告白の仕方にかかっています。
たとえば、10枚超えの恋文を渡して告白したらどうでしょうか。
- どこが好きで
- いつから好きで
- どれくらい好きで
- 付き合ったらどんなに幸せで
- どんなコースでデートがしたくて
- お互いの呼び方はもう決まっていて
こんな"重たいラブレター"を押しつけられたら、間違いなく引きます。
好意の返報性どころではありません。
むしろ、相手に恐怖を与えること必至です。
なぜなら、告白を断ったらストーカーになりそうだから、です。
好きな人にドン引きされず告白するコツは、好意をサラッと伝えることです。
- 好き
- 付き合ってほしい
この2点が伝われば問題ありません。
おそらく好かれておらず、成功確率が低い告白だからこそ、あっさりを意識しましょう。
イメージとしては、天然水くらいあっさりと、です。
豚骨味噌ラーメンくらいコッテリとした告白は控えたほうが良いでしょう。
ベタベタするので相手が嫌がります。
- 好き
- 付き合ってほしい
この2点だけで気持ちは伝わります。
「他の人にはまったく興味がないんです」なんて情報は要りませんし、プロポーズではないので「幸せにするから」なんて約束も余計です。
「こんなに人を好きになったのは初めて」なんてお知らせも控えましょう。
「こんなに気色悪い告白されたのは初めて」とドン引きされるだけだからです。
かなり親密で両想いが間違いないとしたら、熱い告白をしても許されます。
ただ、そこまでの関係性でもないのに愛情を込めすぎてしまうと、勘違いしてる人として、痛い人として見られかねません。
アブナイ人認定を受けてしまったら好意の返報性に期待できず、今後の展開が不利になってしまうので、ほとばしる気持ちをグッと抑えてクールな告白を心がけてみてください。
まとめ
好きな人に告白されたら嬉しいものですが、好きじゃない人から告白されても嬉しいものです。
なぜなら告白とは、「あなたは素敵な人間ですね」という褒め言葉そのものだからです。
褒められて不機嫌になる人間はいません。
「魅力的で最高です」と褒められたら、誰だって(そして相手が誰であっても)嬉しくなります。
だから、相手を褒めるようなつもりでサラッと告白するのが良いでしょう。
「俺が/私が世界中の誰よりもあなたの魅力をわかってる」と証明しようとああだこうだ述べるほど"痛い人"になりますのでご注意ください。
告白によって好意の返報性が働くかもしれませんし、働かないかもしれません。
ただ間違いなく言えるのは、告白しなければ好かれる可能性は低いままだ、ということです。
一発逆転を狙って告白に賭けてみるのも良いでしょう。
現在は相手にとって「べつに好きじゃない人」だとしても、
- ちょっと気になる人
- 気になる人
- 好きな人
こんなふうに昇格できるかもしれません。
告白によって、好意の返報性によって、です。
以上、好きでもない人に告白されたら相手はどう思うのかでした。
【結論】大丈夫、迷惑にはならない。毎日100通のメッセージを送ったり、家まで尾行したり、しつこく話しかけたりするのが迷惑。告白には「はい」か「いいえ」で答えて終了。想いを長々と伝えるほど怖がられるので、告白は手短に済ませよう。相手に好かれてから告白するのではない、逆、好かれるために告白しよう。
告白しなかったことを後悔しやすい理由に関して、当サイトにはこんな記事があります。
告白に必要な勇気というのは、カラダのどのあたりを指で押せば出てくるのでしょう?
告白に欠かせない勇気の出し方について、当サイトにはこんな記事があります。
ネット通販サイトAmazonでは、恋をしている人々にこちらの書籍が高く評価されています。