二度寝を防ぐために、朝起きてすぐスマホでネットニュースを見る人がいます。
その習慣はおすすめしません。
この記事では「朝起きてすぐにネットニュースを見るのが良くない理由」を解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
起床後すぐにネットニュースを見るデメリット
眠気覚ましのために起きてすぐネットニュースを見るのはやめるべきです。
ニュースは刺激が強い
脳に情報を送って目を覚ます考えだと思いますが、ネットニュースの情報は、活動を始めたばかりの脳にとって刺激が強すぎます。
ニュースサイトを開けば、たいてい交通事故だったり、殺人事件だったり、放火だったりといった悲惨なニュースが報じられていますよね。
そうした情報がいたずらに自律神経を刺激してしまうのです。
朝は副交感神経が優位
人間の自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があります。
朝は副交感神経が優位な時間帯であり、リラックスしている状態です。
ふつうはそこから徐々に交感神経優位に切り替わっていき、活動モードへ変化していきます。
ところがネットニュースで刺激的な情報をキャッチすると、瞬時に交感神経に切り替わってしまうのです。
部屋にゾンビが現れた?
本来はゆっくりと交感神経優位に切り替わるはずが、ニュースの刺激で瞬時に切り替わってしまう。
この状況をたとえるなら、朝起きたらベッドの上にゾンビがいた!みたいなことです。
もしゾンビと対峙したら脳は一瞬で覚醒し、心拍数が上がり、神経が研ぎ澄まされますよね。
こうした急激な変化は、とても自律神経に優しいとはいえません。
さすがにゾンビと遭遇は極端ですが、ニュースの刺激で起きていれば、これに近い目覚め方をしているといえます。
こんな乱暴な方法で起きていたら、朝から精神的に疲れてしまいます。
ゆっくりと切り替える
そうではなく、リラックスモードから活動モードへは徐々に切り替えていくのが理想的です。
ニュースの強い刺激は早急な切り替えを促してしまうので、なるべく避けたほうがいいでしょう(そもそも朝起きてすぐ知っておくべきニュースなどありません)。
ネットニュースを遠ざければ、朝から精神的な疲労を感じることなく、1日を元気に乗り切ることができます。
朝から事故だの殺人事件だの貿易赤字だのといったネガティブなニュースを見ても気分が塞ぐだけ。
目を覚ますなら他の方法にすべきです。
カーテンを開ける
二度寝を防ぐためには部屋のカーテンを開けるのがおすすめです。
太陽光が脳と体を目覚めさせてくれるので、1日を気持ちよくスタートできます。
少なくともネットニュースの刺激で起きるよりは健全だといえます。
スマホの画面を見る
日当たりの関係でカーテンを開けても光が入ってこない場合は、部屋の電気をつけ、さらにスマホの画面を見るようにしてください。
ホーム画面などを見つめるだけで構いません。
スマホの画面からは紫外線の次に強いブルーライトが放出されており、脳を目覚めさせるのに有効です(太陽光には及びませんが)。
まとめ
起きてすぐのネットニュースについてご説明してきました。
私もかつてはニュースの刺激で無理やり眠気を吹き飛ばしていた人間のひとりです。
ただ、起きてすぐにネガティブなニュースを目にするのは精神的によろしくないと思い、いまはいっさい見ないようにしています。
正面衝突で大破した車の写真を見て、「よし今日も頑張るぞ〜!」なんて気分にはなれないので。
朝は副交感神経が優位な時間帯です。なるべくリラックスして過ごすように心がけたいものですね。
以上、朝起きてすぐにネットニュースを見るのが良くない理由でした。
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