ホンダN-BOX(2代目・2017年〜)の後部座席は、軽自動車でありながらミニバンクラスの広さを持っています。
その辺を走っているコンパクトカーとくらべても、N-BOXの後部座席は広く、快適だといえるでしょう。
子どもはもちろん、身長170cm以上の大人がN-BOXの後部座席に座っても、ゆったりくつろげます。
この記事では、
- N-BOXの後部座席は快適
- N-BOX後部座席の問題点
など、「N-BOXの後部座席」についてわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
N-BOXの後部座席は快適
ホンダが販売する軽自動車N-BOXは、室内空間の広さがウリの車です。
運転席はもちろん、後部座席も広く、大人の男性が座ってもなんら問題ありません。
頭上の高さは充分ですし、足元や膝まわりにも余裕があります。
N-BOXの後部座席は、軽自動車でありながら、さながらミニバンのような広さと快適性を有しています。
ただしミニバンと異なり、軽自動車の定員は4名までなので、N-BOXの後部座席に座れるのは2名が限界です。
N-BOXは広くて快適な軽自動車ですが、5名以上乗せての移動はできません。ご注意ください。
N-BOXの後部座席を他の軽自動車と比べると
ほかの軽自動車とくらべてみても、N-BOX後部座席の広さ、快適性は、頭ひとつ抜きん出ています。
その理由として、ホンダが持っている「センタータンクレイアウト」という特許技術が挙げられます。
通常は車両の後方に置く燃料タンクを、ホンダは独自の技術により、前席の下へ置いています。
たとえるなら、寝具の枕を頭の下ではなく、足の下へ移動させて置いているようなものです。
枕がないぶんだけ、頭の位置は下がります。
N-BOXの後部座席もおなじで、燃料タンクがないぶんだけ座席を低くでき、頭上の広いスペースを確保できているのです。
もし後部座席に人を乗せる機会が多いのであれば、軽自動車のなかでは、N-BOXがもっとも良いのではないでしょうか。
N-BOXの後部座席に座る乗員には、まるでミニバンに乗っているかのような快適さを味わってもらうことができます。
N-BOX後部座席の問題点
ここまではN-BOXの後部座席の「良さ」をお伝えしてきました。
いっぽうで気になる点があるとすれば、後部座席のシートがほとんど倒せないこと、かもしれません。
足元空間を広くとるため、N-BOXの後部座席はかなりボディ後方に寄っていて、荷室がかなり狭くなっています。
そこで後部座席のシートをリクライニングさせようとすると、シート上部がすぐバックドアにぶつかってしまい、倒せません。
つまり、後部座席のシートをバタンと倒して眠れないのが、N-BOXの短所(あるいはミニバンとの大きな違い)だといえるでしょう。
ただ、N-BOX(2代目・2017年〜)の後部座席は、前後に19cmスライドさせられます。
ですので、シート位置を目一杯前に出せば、後部座席もある程度はリクライニング可能です。
とはいえ、「ほぼ真っ平」というほどには倒せません。
4人を乗せて旅行などの長距離ドライブをするなら、N-BOXではなく、おなじくホンダのフリードやステップワゴンといったミニバンのほうが適しています。
N-BOXの利用が街乗り中心であれば、後部座席のシートを倒す場面はそうそうありませんので、気にすることもないでしょう。
まとめ
ホンダN-BOXの後部座席についてお伝えしてきました。
N-BOXの後部座席は、一般的なコンパクトカーよりも広く、乗り降りもしやすく、快適です。
なぜなら、N-BOXが「室内空間」を優先してつくられた軽自動車だからです。
ホンダはN-BOXをファミリーカーと位置づけています。
N-BOXはファミリーカーですので、前席だけでなく、後部座席の快適性にも配慮されているのは当然なのです。
バタンとシートを倒せないことを除けば、N-BOXの後部座席にはなんら問題ありません。
N-BOXは、後ろに人を乗せて走る機会が多い方におすすめの軽自動車です。
以上、N-BOXの後部座席についてでした。
結論。後ろに人を乗せて走る機会が多いなら、(軽自動車のなかでは)ホンダN-BOXがもっともおすすめ。ただし乗車定員は4名。
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