ホンダの軽自動車N-BOXは、高速道路の走行に向いていません。
もしN-BOXを買うとしても、街乗りをメインとし、N-BOXでは高速道路を走らないようにするのが良いのではないでしょうか。
この記事では、
- N-BOXは重くてパワーが足りない
- N-BOXは空気抵抗を受けやすい
など、「N-BOXが高速道路の走行に不向きな理由」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
N-BOXが高速道路の走行に向いていない理由2選
ホンダN-BOXは街乗りには適していますが、高速道路の走行には適していません。
N-BOXが高速走行を苦手とする理由は、
- 車重が重くてパワーが足りないから
- 全高が高くて空気抵抗が大きいから
これら2点が挙げられます。
1. 車重が重くてパワーが足りない
N-BOXの車重は1トン近くあります。
車重1トンというのは、軽自動車のなかでもトップクラスの重さです。
N-BOXのグレードやタイプによっては、1トンを超えるものもあります(カスタムの4WDなど)。
おなじ軽自動車であるダイハツのミライースが車重650kgであることを考えれば、N-BOXの車重1000kgは、超ヘビーだといえます。
ボディが重たいいっぽうで、N-BOXのエンジンは自然吸気だと58馬力、ターボでも64馬力しかありません。
街乗りはこなせても、時速100km近いスピードで走る高速道路においてN-BOXは非力です。
仮に最大の4人がN-BOXに乗って高速道路を走ったとします。
1人あたり50kgとして、4人で計200kgです。
1000kgにプラス200kg(総重量1200kg)で、エンジンが64馬力では、とてもパワーが足りません。
たとえるなら、女性ひとりでゴールデンレトリバーを抱っこしようとしているようなものです。
つまり、無理がある、ということです。
高速道路の緩やかな上り坂において、アクセルをベタ踏みしても加速しない、といった事態はじゅうぶん起こりえます。
ゆえに、N-BOXでの高速走行はおすすめしません。
2. 背が高くて空気抵抗を受けやすい
重たくてパワーが不足しているところへ加え、N-BOXは背が高いため、空気抵抗や横風の影響を大きく受けます。
- スピードが出ない
- ボディがふらつく
- 横風にハンドルを取られる
といったことが、高速道路を走っているN-BOXでは起こりかねないのです。
残念なことに、N-BOXのボディ形状は、空気抵抗をほとんど考慮していません。
スポーツカーの真逆です。
スポーツカーは空気抵抗を小さくすることに必死ですが、N-BOXは、室内空間を広くとることに必死で、空気抵抗はスルーしています。
そんなN-BOXは空気にガンガンぶつかりながら走るため、
- 遅い
- ガソリンの消費が激しい
高速道路ではこのような事態を招きます。
N-BOXで高速道路を走るのは、まるで裸足でマラソン大会に出るようなものです。
つまり、不可能ではありませんが、快適でもありません。
まとめ
N-BOXが高速道路の走行に不向きな理由をお伝えしてきました。
- 車重が重くてパワーが足りない
- 全高が高くて空気抵抗が大きい
これら2点が、N-BOXの高速走行を妨げます。
そもそも軽自動車は非力なので高速道路には適していませんが、なかでも重たく、背が高いN-BOXは、とくに向いていないといえます。
おなじホンダの軽自動車でも、N-ONEやN-WGNのほうがスイスイと高速道路を走れるはずです。
なぜならこれら2車種は、N-BOXよりも重量が軽く、背が低い(空気や風の抵抗を受けにくい)からです。
N-BOXで高速道路を走るのは、おすすめしません。
N-BOXには街乗りが適しています。
以上、N-BOXが高速道路の走行に不向きな理由でした。
結論。誰にでも得意な教科と苦手な教科があるのとおなじ。N-BOXは高速道路が苦手。高速道路はなるべく避けるのが吉。
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