体脂肪を落とすために運動をするなら、エアロバイクを買って自宅で漕ぐのが一番です。
なぜならエアロバイクには、ダイエットに必要な要素がすべて詰まっているからです。
- 水泳
- ジョギング
- ウォーキング
- サイクリング
こうした有酸素運動よりも、なぜエアロバイクはダイエット方法として優れているのでしょうか。
この記事では、
- 下半身の筋肉を効率よく動かせる
- 血糖値スパイクを防げる
など、「エアロバイクを漕ぐダイエット効果の凄さ」についてわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
エアロバイクのダイエット効果が凄い3つの理由
体脂肪を減らして痩せるためのポイントは、3つあります。
- 筋肉を鍛える
- 血糖値の急上昇を抑える
- 継続する
ダイエットを行う上で、これら3つの要素は欠かせません。
筋肉量が減れば、代謝(エネルギーの消費)が落ちて痩せにくい体になります。
食後の血糖値が急上昇すると、血中の過剰なブドウ糖が中性脂肪として蓄えられるので、肥満の原因になります。
ダイエットのためにジョギングや水泳を始めても、1〜2週間でやめてしまっては意味がありません。
- 筋肉
- 血糖値
- 継続
これらすべてにおいて優れているのが、エアロバイクを漕ぐ運動です。
エアロバイクはほとんど自転車とおなじ運動器具で、自転車と違うのは「1cmも前に進まない点」だけだとお考えください。
自転車から移動手段としての機能を抜き、室内で使えるようにしたもの、それがエアロバイク(フィットネスバイク・スピンバイクともいう)です。
1. 下半身の筋肉を効率よく動かせる
ダイエットを成功させるためには、基礎代謝を上げて痩せやすい体にすることが大切です。
基礎代謝とは、何もしなくても私たちの体が消費するエネルギーをいいます。
代謝量は筋肉量によって決まるため、筋肉を増やすほど、痩せやすく太りにくい(リバウンドしにくい)体になれます。
とはいえ、筋肉を鍛えようとして、
- 腹筋
- 背筋
- 腕立て伏せ
などのトレーニングをするのは、効率が良くありません。
なぜなら、全身の筋肉のうち、およそ70%の筋肉が「下半身」についているからです。
30%しかない上半身の筋肉をせっせと鍛えるよりは、下半身にある70%の筋肉を鍛えたほうが効率よく痩せられるのは、間違いありません。
節約でたとえるなら、月3万円の食費を削ろうとするよりも、月7万円かかっている家賃を見直したほうがサクッと節約できるようなものです。
自宅でエアロバイクを漕げば、
- ウォーキング
- ジョギング
といった運動ではかけられない大きな負荷により、下半身(太もも、ふくらはぎ、お尻など)の筋肉を刺激できます。
スクワットと違い、エアロバイクを漕いでも、膝や腰を痛める恐れがありません。
スクワットの場合、誤った姿勢で行うと関節を痛める危険があります。
エアロバイクは安心安全かつ、効率的なダイエット手段なのです。
ちなみにエアロバイクを漕ぐ際には、30秒だけで良いので、全力で漕ぐようにしてみてください。
30秒間の全力漕ぎをトレーニングに追加しただけで、通常にくらべて6倍近い成長ホルモン(脂肪燃焼・ダイエット効果アリ)が分泌された、という研究結果があります。
2. 食後にすぐ漕いで運動できる
ところで、血糖値スパイクという言葉をご存知でしょうか。
スパイク(spike)は、陸上やサッカー用シューズの裏についているスパイクとおなじで、「尖ったもの」を意味する英単語です。
血糖値スパイクとは、食事後、血糖値が急激に上昇し、数時間後にもとに戻る現象をいいます。
このときの血糖値の変化を表したグラフが尖った形になることから、血糖値スパイクと呼ばれています。
血糖値スパイク(食後高血糖)には、
- 糖尿病
- 認知症
- がん
- うつ
- 肥満
などのリスクを高める危険性があります。
しかも恐ろしいことに、血糖値が急上昇していても、私たちに自覚症状はありません。
ドクドクと脈打つ心拍数とは違い、その変化を感じ取ることができないのです。
つまり、われわれの体で知らないうちに血糖値スパイクが起こっている可能性がある、ということです。
血糖値スパイクを予防すれば、肥満だけでなく、
- 糖尿病
- 認知症
- がん
- うつ
などの発症を抑える効果にも期待できます。
では、ここからが本題です。
本記事のテーマであるエアロバイクと、血糖値スパイクとの間には、いったいどんな関係があるのでしょうか。
太る原因は糖質
血糖値というのは、血液中に含まれているブドウ糖の濃度を指します。
食事をとって血糖値が急上昇すると、インスリンというホルモンが大量に分泌され、血中にあるブドウ糖を中性脂肪へと作り替えて貯蔵するのです。
結果、私たちの体には体脂肪が増えます。
つまりわれわれを太らせる犯人は、過剰に摂りすぎた糖質だ、ということです。
ただし、食後の血糖値スパイクを防ぐ方法があります。
食後1時間以内に運動をすること、です。
というのも、運動をすると筋肉が糖の消費・取り込みを行い、血中のブドウ糖濃度(すなわち血糖値)の上昇を抑えてくれるからです。
多すぎる血液中のブドウ糖は、
- 放っておく:体脂肪になる
- 運動する:筋肉がエネルギーとして消費
このように、私たちの行動しだいでまったく異なる結末を迎えます。
ダイエットをして痩せようと決心したなら、運動一択でしょう。
自宅にエアロバイクがあれば、たとえば夕食後にサッと乗ってササッと漕ぎ、筋肉にブドウ糖を消費させることができます。
「過剰なブドウ糖を消してくれ、うおォー!」ってなもんです。
エアロバイクには、外へ出て行うウォーキングやジョギンのような面倒くささがありません。
なぜなら、ジャージに着替えたり、ランニングシューズを履いたりする必要がないからです。
エアロバイクにまたがってガシガシ漕げば、下半身の筋肉(全体の70%相当)を効率よく動かせます。
結果として血中に漂っている余計なブドウ糖を消費できるので、肥満防止になります。
くわえて、
- 糖尿病
- 認知症
- がん
- うつ
などの発症リスクも抑えられます。
「食後にすぐ運動できる点」が、エアロバイクのメリットだといえるでしょう。
食後のジョギングと異なり、エアロバイクを漕いでも横っ腹が痛くなることはありません。
エアロバイクは音が静かで、ガタゴトといった振動もないため、早朝や深夜に漕いでもOKです。
3. 継続できる
ダイエットのための運動は、歯磨きとおなじで、続けなければ意味がありません。
月1回だけ全力でマラソンをしても痩せたりはしない、ということです。
というのも、私たちの体型は、日々の習慣の積み重ねによって作られるものだからです。
散歩、ランニング、縄跳び、水泳、サイクリングなどさまざまな運動があるなかで、もっとも続けやすいのはエアロバイクだといって良いでしょう。
エアロバイクが継続しやすい理由を以下に並べてみます。
- 自宅でできる
- 着替える必要がない
- 天候に左右されない
- 24時間いつでもできる
- 紫外線を気にせず行える
- 外気温の影響を受けない
- 3分間だけでも効果がある
- マットなど道具の準備が不要
- 交通事故に遭うリスクがない
- 自分にあった負荷に調整できる
- スマホやタブレットを見ながらできる
- 静かなので家族や隣人に気を遣わない
「これでもか」というくらい億劫さを取り除いた運動、それがエアロバイクです。
エアロバイクすら継続できなかった人は、天性の怠け者ですので、もはや運動をあきらめたほうが良いでしょう。
大雨が降っている日にジョギングできるほど、私たちの精神力は強くありません。
「今日は雨だし、明日頑張ればいっか」となるに決まっています。
自らの意思力に頼るのは愚策で、エアロバイクに頼るのが得策です。
スポーツジムに設置してあるエアロバイクではなく、自費でエアロバイクを買い、自宅に置くのがベストだといえます。
なぜなら、スポーツジムへ通うのが面倒だからです。
スポーツジムへ移動している暇があったら、その時間を使って自宅でエアロバイクを漕いだほうが、時間を賢く使えます。
まとめ
エアロバイクがダイエットに向いている理由をお伝えしてきました。
- 筋肉を鍛える
- 血糖値の急上昇を抑える
- 継続する
エアロバイクには、ダイエットに欠かせない要素がすべてギュッと詰まっています。
もはやエアロバイクを漕がない理由を探すほうが難しいくらいです。
Amazonでは、評判の良いこちらのエアロバイクが売っています。
マグネット負荷方式のため漕いでいる最中にやや音が出ますが、使っていないときに折りたたんで収納できるのが特徴です。
Amazonでは、評判の良いこちらのエアロバイクも売っています。
(マグネットではなく)摩擦負荷式ですので、静音性の高さが特徴です。
価格帯のイメージとしては、
- マグネット負荷式:1〜2万円
- 摩擦負荷式:3万円前後
このような感じです。
負荷とは、ペダルを漕ぐときの「重さ」のこと。
健康への投資だと考えれば、いずれもけっして高くはありません。
健康とはすなわち、1年後の自分、5年後の自分、10年後の自分です。
私は上でご紹介している「摩擦式」のCyclaceエアロバイクを愛用しています。
以上、エアロバイク(スピンバイク・フィットネスバイク)を漕ぐダイエット効果の凄さでした。
結論。買う。漕ぐ。痩せる。超カンタンな3ステップ。ちなみにコロナ禍以降、室内で有酸素運動ができるエアロバイクはバカ売れしている。
【参考文献】
樺沢紫苑『ブレインメンタル強化大全』サンクチュアリ出版、2020年
NHKスペシャル取材班『糖尿病、認知症、がんを引き起こす血糖値スパイクから身を守れ!』宝島社、2017年
エアロバイクが優れた有酸素運動である理由について、当サイトにはこんな記事があります。
エアロバイクを買って後悔する可能性に関して、当サイトにはこんな記事があります。
有酸素運動をする前にコーヒーを飲むメリットに関して、当サイトにはこんな記事があります。