メルセデス・ベンツは世間からどんなイメージを持たれているのでしょうか。
良いのか、悪いのか、その理由はなぜなのか、気になるところです。
ベンツの購入を考えているのであれば尚更です。
まずベンツにたいする世間のイメージを集約すると、「鼻持ちならない金持ち」といったところです。
あまり好意的ではありません。
日本各地にいるメルセデスオーナーの運転や振舞いが築いたイメージなので、ちょっとやそっとで変わることはないでしょう。
ちょうど、某居酒屋チェーンに"ブラック企業"のイメージがまとわりついて、離れないようなものです。
この記事では、
- お金持ち
- 横柄な運転をしそう
など、「メルセデス・ベンツにたいする世間のイメージ」をわかりやすく解説します。
他者の意見を知るため、ぜひ参考にしてみてください。
メルセデス・ベンツのイメージ3選
イメージとは、あるモノから受ける印象を指します。
たとえば、黒髪ロングの女性を見たとき心に浮かぶ「清楚なんだろう」とか「真面目そう」だとかの想像、これがイメージです。
あるいは、清純派の女優を「非喫煙者」だと思う、これもイメージです。
だから実はタバコを吸っていたと知ったとき、ファンは「清純派のイメージが崩れた」といって嘆きます。
このように、わりと勝手なもの、それが世間のイメージです。
そんな世間はメルセデス・ベンツにたいして、
- お金持ちが乗る車
- 運転が荒い
- 見栄を張っている
こんなイメージを抱いています。
ネット上でこのような意見が多く見られることからも明らかです。
では、これらイメージは妥当なものか、なぜこのイメージが定着しているのか、詳しく見ていきましょう。
1. お金持ちが乗るクルマ
メルセデス・ベンツは高級車の代名詞です。
事実かどうかはともかく、軽自動車に「経済的に余裕がない人が乗る車」というイメージがあるのとは逆に、ベンツには「成功者が乗る車」といったプラスのイメージがあります。
高級腕時計といえばロレックス、高級車といえばベンツ、そんな具合です。
そして「ベンツが高級車だと誰もが知っていること」には大きな価値があるといえます。
というのも、その価値が認知されていなければ、高級車に乗っていてもステータスにはならないからです。
たとえばベントレーのコンチネンタルGTは3,000万円近くするイギリスの高級車ですが、たいていの人は知りません。
名前も見た目も価格も知りません。
だからコンチネンタルGTに遭遇しても「見たことない珍しい外車だ」程度の反応です。
もしくは気にも止めません。
「ベントレーってどんなイメージですか?」
「あの、ベントレーってなんですか?」
こんなもんでしょう。
その点、メルセデス・ベンツは違います。
ベンツなら、世間から高級車として扱ってもらえます。
それというのも「高級車だというブランドイメージ」が浸透しているからに他なりません。
ちょうど、フェンディのバッグより、ルイ・ヴィトンのバッグのほうが高級品だと認識してもらいやすいようなものです。
成功者が乗る自動車……これはメルセデス・ベンツにたいする良いイメージだといって良いでしょう。
メルセデス・ベンツの知名度の高さには価値があります。
2. 運転が荒い
ドライバーの運転が荒っぽい、これはメルセデス・ベンツにたいする負のイメージです。
たとえば、
- 強引に割りこんでくる
- 道を譲ってくれない
- やたら車間距離が近い
- 高速道路を偉そうに爆走している
など、運転手の威圧的、高圧的、横柄な態度とセットで、メルセデス・ベンツは記憶されがちです。
私たちの心理としても、おなじような行為を国産コンパクトカーにされるよりも、ベンツのような高級車にされるほうが鼻につきます。
そして長く記憶に残ります。
「ちょっとカネがあってベンツに乗ってるからって調子に乗りやがって」という具合です。
こうした"被害に遭った経験(見下されたと感じる屈辱)"が、メルセデス・ベンツにたいする反感や悪いイメージへとつながります。
これはメルセデス・ベンツに限らず、アウディやBWMなどほかの高級車にもいえることでしょう(もちろん僻みの感情も混ざっている)。
私たちがCクラスでどんな運転をするのかは関係ありません。
条件反射のように、世間はベンツを見つけ次第「どうせ荒っぽい運転をするんだろう」だとか「あまり関わらないでおこう」といって身構えます。
輸入車を含めた高級車の割合が少ない田舎(軽自動車が多い)ではとくに顕著だといえます。
イメージにはボディ色も関係していて、もっとも威圧的なのは黒です。
世の中には「黒のベンツにはヤクザが乗っている」と考えている人もいるくらいです。
成功者ではなくヤクザの乗り物……あまり良いイメージではありません。
周囲を威圧したくない場合(ヤクザだと誤解されたくない場合も念のため)、黒は避け、ボディカラーに白やシルバーを選んでおくのが良さそうです。
3. 見栄を張っている
ただメルセデス・ベンツに乗っているだけで、「見栄を張っている」なんてイメージを抱かれることもあります。
たとえば、
- Aクラスなど小型モデル
- オーナーが10〜20代の若者
- 中古で型落ちのベンツを購入
こんな条件に当てはまるとき、「あいつは見栄っ張りだ」とレッテルを貼られがちです。
つまり、ほんとうはお金なんてないのに無理して背伸びしてメルセデス・ベンツに乗っていると思われる、ということです。
なんとも損な話です。
では、どうしてベンツのAクラスやCLAクラスに乗っているだけで馬鹿にされることがあるのでしょう。
それは、「Eクラス以上がベンツだ。Cクラス以下はベンツじゃない」といった"独自の価値観"を持っている人がいるからです。
ちょうど、911でなければポルシェではない(カイエンもケイマンもパナメーラも認めない)、こんな考えに近いといえます。
おそらく本人はゲレンデバーゲン(Gクラス)やSクラスに乗っていて、リーズナブルな価格帯のベンツを「ブランドの格が下がる」といって迷惑がっているのでしょう。
このような事情から、デカくて高価なベンツ(アルファベットがなるべく後ろのモデル)を買うならともかく、小型でリーズナブルなベンツを買うと、もれなく「見栄っ張り」の称号がついてくるリスクがあります。
若者とベンツの組み合わせも同様で、「どうせ無理してフルローンで買ったんだろう。でもどうせ1〜2年で維持費やらなんやら苦しくなって手放すんだよ」といって、(中年男性などから)見下される恐れがあります。
したがってもし、
- Aクラスなど小型のベンツ
- オーナーが10〜20代の若者
- 中古で型落ちのベンツを購入
いずれかの条件に該当しているなら、考え直したほうが良いかもしれません。
せっかく高級車メルセデス・ベンツを買ったというのに、知り合いや親族、職場の人間から「見栄っ張り」なんて評価をされたらあんまりです。
もちろん、見ず知らずのオッサンからも、です。
周囲に好き勝手なことをいわせないためには、Eクラス以上(SUVならGLE以上)の現行型を買うのがベストなのかもしれません。
まとめ
メルセデス・ベンツにたいして世間が抱くイメージは、
- 成功者が乗る自動車
- だけど運転は横柄で荒っぽい
- 場合によってはただの見栄っ張り
こんなところです。
メルセデス・ベンツに乗っているからといって、必ずしも周りから羨望の眼差しを向けられるわけではない、といえるでしょう。
とはいえ、イメージはあくまでもイメージです。
他人の考えよりも、メルセデス・ベンツに乗っている自分はどんな気分なのか、こちらのほうがよほど重要です。
他人を満足させても仕方ありません。
もし「世間に認めてもらえるような高級車」に乗りたいのだとしたら、それこそ"承認欲求が強めの見栄っ張り"になってしまいます。
そうでなく、ベンツの走行性能、ベンツの安全性能、ベンツの直進安定性、ベンツの存在感といったところに価値を見出して、納得して、購入したオーナーでありたいところです。
ぜひヤナセのショールームへ足を運んでみてはいかがでしょう。
ベンツの展示車に触れたり、試乗車を運転してみたりできます。
結局のところメルセデス・ベンツの価値は、体感しなければわかりません。
ディーラーよりもっと気軽なところで、「ベンツのレンタカーを借りる」という手もあります。
ただし、レンタカーは現行型(最新型)モデルではない可能性が高いため、新車購入を考えているなら適していません。
やはりディーラーへ行くのが正解です。
クルマの下取り・売却で損をしないためのポイント
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- グレードを上げる
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以上、メルセデス・ベンツのイメージ3選でした。
【結論】成功者のクルマ、でも運転は威圧的で荒々しい、ボディが小さかったりオーナーが若かったりしたら見栄を張っている可能性あり。それがメルセデス・ベンツに世間が抱くイメージ。事実かどうかは問題ではない。だからイメージを逆手に取って、"成功者"に見られたい若者が中古のベンツを買うわけで(見栄っ張りだと見破られているが)。
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多くの芸能人や富裕層に支持されており、ベンツのなかでも図抜けた「ステータスシンボル」だといえます(かつてはSクラスが人々の憧れでしたが時代は変わりました)。