車の運転って疲れますよね。
旅行は好きだけど長距離の運転は苦手……そんな人もいるかと思います。
この記事では、
- 運転をすると疲れる理由
- 疲労をためないコツ
をご紹介していきます。
運転はただの移動手段に過ぎません。
目的地に着いただけでヘトヘトにならないよう、疲労を回避するためのあらゆる術を知っておきましょう。
車を運転すると疲れる理由
車の運転で疲れる理由をまとめてみました。
「原因はいいから対処法だけ知りたい」という人は飛ばしちゃってください。
精神的疲労:集中していて疲れる
車を運転すると2種類の疲労がたまります。精神的疲労と肉体的疲労です。
まずは精神的疲労から見ていきます。
車の運転中は誰もが頭を使っていますね。
あの角から車が出てくるかもしれない、3つ先の信号を曲がらなきゃ、ロードバイクをどのタイミングで抜かそうか……などなど。
挙げていったらキリがありません。
判断ミスは命取り
運転中の脳は、膨大な情報を処理しながら次々に判断を下しています。
判断ミスは許されません。交通事故につながってしまうかもしれないからです。
トマトを買い忘れたとか、鮭を焼きすぎてコゲたとか、そんなミスとはわけがちがいます。
トマトを買い忘れても鮭を焼きすぎてもどうにかなりますが、ブレーキを踏み忘れたらどうにもなりません。
当然、緊張感をもって運転することになりますよね。だから脳が疲れてしまうのです。
(煽り運転をされると精神的にドッと疲れませんか?)
肉体的疲労:座りっぱなしで疲れる
つづいては肉体的疲労について見ていきましょう。
肉体的疲労の原因は座りっぱなしです。
長時間座ったままでいると血流が悪化します。
血流が悪化すると酸素がじゅうぶんに行き渡らなくなり、疲労や倦怠感を引き起こしてしまうのです。
だから座りっぱなしは良くないんですね。
運転は座りっぱなし
車の運転は座った状態で行います。
バイクであれば腰を浮かせて体勢を変えることもできますが、車だとそうもいきません。
2時間も3時間も座ったままハンドルを握っていれば、疲れるのは当然です。
運転で疲れないコツ
ここからは運転の疲労を最小限におさえる方法をご紹介します。
1時間に1回は休憩する
疲れないためにもっとも大事なのは、こまめな休憩です。1時間に1回を目安にするといいでしょう。
コンビニやサービスエリアで車から降りてください。ここで大事なのは、かならず車から降りること。そして歩くこと。
体を動かして良くなった血行が、疲労物質(乳酸)を流してくれます。
それだけでなく、集中状態から解放されるため脳の休息にもなります。
疲れを感じる前に休憩を取るのが大事!
余裕を持って運転する
精神的にゆとりを持って運転するのも、疲労防止には効果的です。
車の速度を上げれば上げるほど、いっそう集中力が必要になるため疲れます。
情報の処理スピードも上げなければならず、脳にかかる負荷が増すからです。
「はやく目的地に到着したい」という気持ちはわかりますが、運転でヘトヘトになっていては、せっかくの旅行も楽しめません。
のんびりと風景を楽しむような気持ちで、リラックスして運転したいですね。
早めに家を出て時間に余裕を持とう!
一般道よりも高速道路を使う
疲れを防ぐためには高速道路を利用するのがオススメです。
運転時間を短縮して疲労を最小限に抑えましょう。
2時間の運転と5時間の運転なら、どう考えたって2時間のほうが疲れずに済みますよね。
ただし、先述したようにスピードを出しすぎては意味がありません。
ずっと追越車線を爆走していたら疲れてしまいます。余裕を持って走行車線を走りたいものです。
ドライビングボジションにこだわる
運転姿勢も大切です。たとえば誰かと運転を代わったとき。
座席の位置、背もたれの角度、ハンドルの高さはどうでしょう。もし違和感があるなら妥協してはいけません。
徹底的に自分に合ったポジションを探してください。
不自然な格好で運転していると余計な力が入ってしまい疲れます。
同様の理由で、大柄な男性には軽自動車をオススメできません。
どんなに調整したところで窮屈だからです。軽自動車では絶対的なスペースが足りていません。
長距離を運転をする場合には、普通車のレンタカーなどを利用するのがいいかもしれませんね。
大排気量の車で出かける
レンタカーついでにもうひとつ。
高速道路を走行するなら、排気量の大きな車のほうが疲れずに済みます。
660cc(軽自動車)よりも1500cc(コンパクトカー)、1500ccよりも3000cc(ミニバンなど)がおすすめです。
アクセルを軽く踏んでいるだけでスピードが出ますし、登り坂もスイスイ走れる。
すぐに加速できるので、追い越しで後続車を気にする必要はありません(ベンツが来るからやめておこう、など)。いつでも車線変更できます。
だから精神的にラクなんですね。驚くほど疲れません。
パワーがある車ほど車体も大きく、威圧感がありますので、周囲がこちらに気を遣ってくれたりもします。とうぜん煽られるリスクも減ります。
スバルWRX STI(下の写真)で高速道路を走ったら超快適だったので、まちがいありません。
排気量の大きなレンタカーで旅行へ出かけてみてはいかがでしょう。
レンタル費用やガソリン代といった出費は増えますが、疲れ知らずの快適なロングドライブができますよ。
ぜひお金で快適さを買ってみては?
まとめ
運転中は緊張状態にあるため神経が疲れます。おなじ姿勢で長時間座っていると、血行が悪くなり身体が疲れます。
どうしたって車の運転をすれば疲れてしまうわけです。
もしロングドライブをするのであれば、時間に余裕をもって出発し、こまめに休憩をとりながら目的地を目指しましょう。
奮発してパワーのあるレンタカーを借りれば、いっそう快適に移動できます。
少しでも疲労をおさえて心地よく運転したいものですね。
以上、参考になれば幸いです。
(首を長くして自動運転車の登場を待つとしましょう)