なぜスバルの車は日本でイマイチ人気がないのか

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国産自動車メーカーのなかで、スバルの車はそれほど売れていません。

つまり、スバル車は人気がない、ということです。

 

とはいえ世の中には、

  • スバル車はカッコいい
  • スバル車は走りが良い
  • スバル車は安全性が高い 

など、スバルの自動車を気に入っているユーザーもいます。

ではいったい、どうしてスバル車はイマイチ人気がないのでしょうか。

 

この記事では、

  • コンパクトカーの不在
  • 割高な生産コスト

など、「スバルの車が日本でイマイチ人気がない理由」をわかりやすく解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

なぜスバルの車は日本でイマイチ人気がないのか

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スバルの自動車はほんとうに人気がないのでしょうか。

実際のデータで確認してみます。 

 

2019年3月期に発表された国産メーカーの世界販売台数ランキングは、

  1. トヨタ
  2. 日産
  3. ホンダ
  4. スズキ
  5. マツダ
  6. 三菱
  7. スバル

このような順位になっています。

乗用車を作っている国産自動車メーカーのなかで、ご覧のとおりスバルの販売台数は最下位です。

 

したがって、「スバル車は人気がない」といっても差し支えないでしょう。

では、スバルの自動車がそれほど売れない原因はいったいどこにあるのでしょうか。

 

原因1. スバルにはコンパクトカーがない

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Aセグメントに属するコンパクトカーは、各自動車メーカーの売れ筋です。

 

なぜならコンパクトカーは軽自動車よりもパワーがあり、車内が広く、それでいて低燃費かつ取り回しが良いからです。

  • トヨタ:ヤリス、アクア
  • 日産:マーチ、ノート
  • ホンダ:フィット
  • スズキ:スイフト
  • マツダ:MAZDA2

このように、日本の各自動車メーカーはそれぞれ独自のコンパクトカーを持っています。

そして、これらのコンパクトカーは価格が手頃なこともあり、よく売れます。 

 

あなたが住む地域でも、上のコンパクトカーたちが多く走っているはずです。 

 

ところがスバルは、コンパクトカーに分類される自動車を製造していません

いわゆる「5ナンバーの車」をスバルは作っていないのです。

 

スバルの主戦場である海外で小さな車は売れないから、水平対向エンジンを小さな車に載せるのは難しいから、などといった理由があるのでしょう。

なんにせよスバルがコンパクトカーを製造していないのは事実です。 

 

エントリーモデルはインプレッサ

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スバルのエントリーモデルとして挙げられるのは、3ナンバーのインプレッサです。 

 

インプレッサは、トヨタならカローラ、マツダならMAZDA3に相当する車格です。

インプレッサの新車販売価格は200万円〜となっており、他メーカーのエントリーモデル(コンパクトカー)に比べて高額です。

一般的なコンパクトカーは100万円代で購入できる。

 

つまるところスバルは、敷居が高いメーカーだ、ということです。

スバルの自動車に乗ろうと思ったら、車両価格200万円のインプレッサから検討していくことになります。

 

予算200万円で他メーカーを見渡せば、ヤリスやMAZDA2など、魅力的なコンパクトカーがいくらでも候補に入ってきます。

よほどスバルへのこだわりがなければ、あえてスバル車を買うことはないでしょう。 

 

結果として、スバルの車はさほど売れず、街中で見かけることもありません。

「スバルの自動車って人気がないな」とわれわれが感じる背景には、コンパクトカーを作っていない、というスバルの事情があるのです。

 

 

原因2. 水平対向エンジンは生産コストが高い

スバルという自動車メーカーはかなり特殊です。

なぜならスバルは、水平対向エンジンという珍しい内燃機関を採用しつづけているからです。

 

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水平対向エンジンを採用しているのは、

  • ポルシェ(ドイツ)
  • スバル(日本)

現在はおもにこの2社だけです。

 

水平対向エンジンには、

  • 振動を抑えられる
  • エンジンを低重心にできる

といったメリットがあります。

とりわけモータースポーツにおいてその効果を発揮するため、911などを開発しているポルシェが水平対向エンジンを採用するのはよくわかります。

 

スバルにはスバルなりの哲学があって水平対向エンジンを採用しているのでしょうが、問題なのは、水平対向エンジンの生産コストが高くつく点です。

 

水平対向エンジンのコストが高い理由

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水平対向エンジンは、その特性上、直列型エンジンやV型エンジンに比べて生産コストが高くつきます。

 

なぜなら水平対向エンジンには、

  • 部品点数が多い
  • 排気系の取り回しが複雑になる

といった特徴があるからです。

排気系の取り回しが複雑になってしまうのは、シリンダーヘッドがエンジンの両端にあるから、つまりシリンダーヘッド同士が離れているからです。

 

つまるところ、水平対向エンジンはカネのかかるエンジンだ、ということです。 

 

インプレッサ、レヴォーグ、フォレスター、WRXなど、独自の哲学に基づき、スバルは全車種に水平対向エンジンを搭載しています。

エンジンの生産コストが割高になるため、自動車の販売価格に影響が出てくるのは避けられません。

 

結果として、スバルの自動車は他メーカーに比べて割高に感じられてしまうのです。

とりわけエンジンにこだわりのないユーザーにとっては。

 

まとめ

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スバルの自動車が人気のない理由をお伝えしてきました。

 

  1. 手頃なコンパクトカーを作っていない
  2. エンジンに価値を感じない人にとって割高

おもにこれらの理由から、スバル車は人気がなく、さほど売れていないのだといえそうです。

 

それからスバルは全車種を4WDに限定しているため、四駆を必要としていない人にとっては無駄だ、ということも考えられるでしょう。

2WDにくらべて4WDはコストがかかり、車両価格が高くなる。必要のない4WDに高いお金は払いたくない。

 

スバル好きなユーザーの多くは、「なぜスバルの自動車は素晴らしいのに売れないんだ」と嘆きがちです。 

その答えは単純で、「スバル車の素晴らしさ」をほとんどの人が理解していないからでしょう。

 

あるいは、駆動方式やエンジンにさほどこだわりを持っていない人が多い、といえるのかもしれません。

もちろん、スバル車のデザインやメーカーロゴを嫌っている人も存在します。

 

もしあなたがスバルを愛するSUBARU信者なのであれば、ぜひその魅力を発信し、人々に伝えてみてはいかがでしょう。

 

以上、スバルの車が日本でイマイチ人気がない理由でした。

結論。スバルには手頃なコンパクトカーがなく、水平対向エンジンがコストを上げている。おまけに四駆しかない。よほどスバルが好きでない限り、スバル車は買わない。無難なトヨタ車を買う。

 

www.shortshortshort.jp

スバル新型レヴォーグのデザインが、残念なことになっています。 

カッコ良さという武器を捨て、水平対向エンジンとアイサイトだけで戦うつもりなのでしょうか。

ブサイクだけど性格は良い、みたいなもの。