筋トレを続ける秘訣を知るために読みました。
この記事では、有賀誠司著『これなら続く!考える筋トレ』を読んだ感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『これなら続く!考える筋トレ』の感想
タイトルから「筋トレのモチベーションを高めてくれる内容」を想像していましたが、違いました。
本書を読んで得られるのは、筋トレについての正しい知識です。
- 筋トレで部分痩せできるのか
- 生活に筋トレを組み込むコツ
- 筋肉痛は必須なのか
- 腕立て伏せはたくさんやるほどいい?
などを知ることができます。
文字が多く、イラストが少ない
ほかの筋トレ本に比べて、本書はわりと読みにくく感じました。
というのも、やたら文字が多く、イラストが少ないんですね。
この手の本はたいていイラストが豊富で、重要な文章は目立つように装飾されていたりします。
でも、本書にはそれがない。
とにかくお堅いというか、マジメというか。
出版社を確認してみると、なるほど、岩波書店でした。
それはまぁ、納得です。
1時間でサクッと読めるような内容ではありませんのでご注意ください。
腕立て伏せの回数は8〜12回が最適
著者によると、腕立て伏せの回数は8〜12回が最適なのだそうです。
なんだか少ない気がしませんか?
ときどきテレビで「毎日100回は腕立てしてます!」みたいなタレントを見かけますよね。
で、スタジオでは「わぁ〜すごぉ〜い」みたいな反応をしている。
そうするとなんだか「回数をたくさんこなすほうが凄い」みたいなイメージを抱いてしまいがちですが、そうではない、と。
100回もできる腕立て伏せは、ただラクをしているだけ。
8〜12回しか反復できない負荷こそが最適だといいます。
ほかの著者もおなじ意見を述べています。
「筋トレで大事なのは回数じゃない 」ということですね。
ドラゴンボールに影響を受けて腕立て伏せを何万回もやるのは、ナンセンスなのです。
腹筋をすればお腹が痩せる?
たるんだお腹を引き締めようと思ったら、まず思い浮かべるのが腹筋運動ではありませんか?
しかし著者は、「腹筋だけでお腹が痩せることはない」と断言します。
そもそも部分痩せなどできないのだと。
では、たるんだお腹をどうやって引き締めればいいのでしょう。
それには、有酸素運動がおすすめだそうです。
歩いたり、走ったり、自転車を漕いだり、泳いだり、そういう活動をするのが良いということですね。
筋トレが関係なくなってしまいましたが、つまりそういうことだそうです。
なお、筋トレをしてから有酸素運動をすると、効率よく脂肪を燃焼させられるとも書いてありました。
まずはスクワットや腕立て伏せをして、それから有酸素運動を行いましょう。
そうすれば、お腹のお肉とサヨナラできます。
まとめ
タイトルには「これなら続く!」とありますが、内容はさほど「続ける」ことに重点を置いていません。
淡々と筋トレの知識を述べている、といった印象を受けました。
ですので、本書を読んだからといって「筋トレが続くようになるか」は不明です。
ただ、正しい知識を得て、効果的に筋トレを行うことはできそうです。
筋トレのモチベーションを上げるなら、 テストステロン氏の本を読むのが良いでしょう。
超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超・科学的な理由
- 作者:Testosterone,久保 孝史
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2018/04/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
これを読んで「筋トレやりたい!」と思わない人間は、たぶんいません。
ただ、テストステロン氏の本で得られるのはモチベーションだけなので、正しい知識は本書から吸収するのが良いかと思います。
以上、有賀誠司著『これなら続く!考える筋トレ』を読んだ感想でした。