MINIの主力商品であるミニクーパーには、2種類のエンジンが設定されています。
- ガソリン+ターボ
- ディーゼル+ターボ
どちらのエンジンを選ぶかによって、ミニの乗り味は大きく変わります。
大切なのは、ガソリンとディーゼルそれぞれの特徴を知り、MINIに"なにを期待するか" をハッキリさせることだといえるでしょう。
この記事では、
- キビキビ走りたいならガソリン
- 加速が気持ち良いのはディーゼル
など、「ミニクーパーのガソリンとディーゼルはどう違うのか」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
MINI COOPERのガソリン/ディーゼルエンジンの違い
おなじ自動車でも、ガソリンエンジンを積むか、ディーゼルエンジンを積むかによって、
- 燃費
- 乗り味
- 静粛性
- 維持費
- 走行性能
- 加速性能
などが大きく変わってきます。
たとえるなら、しゃぶしゃぶを、
- ポン酢
- ごまだれ
どちらのタレにつけて食べるかによって、味わいが別物になるようなものです。
ミニクーパーの場合は、
- ガソリンエンジン
- ディーゼルエンジン
どちらのモデルを選ぶか、が問題です。
では、それぞれのエンジンが持つ特徴を見ていきましょう。
エンジンの種類と価格の違い
まず、MINIのエントリーモデルであるMINI ONEにはガソリンエンジンの設定しかなく、ディーゼルは選べません。
MINIの主力モデルであるMINI COOPERには、
- 1.5L直3エンジン+ターボ
- 1.5L直3ディーゼル+ターボ
これら2種類のエンジンが用意されています。
通常のクーパーよりもパワーがある「クーパーS」の場合は、
- 2L直4エンジン+ターボ
- 2L直4ディーゼル+ターボ
このような設定になっています。
車両価格が安いのは、ガソリンモデルです。
ガソリンタイプのCOOPERなら、ディーゼルエンジンにくらべ35万円ほど安く買えます。
たいして、燃料費が安いのはディーゼルモデルです。
ディーゼルエンジン車が持つ、
- 燃費が良い
- もっとも安価な軽油で走る
これらの特徴が、ランニングコストを抑えてくれます。
たとえば、ガソリンスタンドでミニクーパーに30Lほど給油をするとしましょう。
ハイオクと軽油の価格差はおよそ30円/L程度なので、1回の給油で、燃料代に1,000円ほどの差が生じることになります。
経由で走るディーゼル車は、経済面でエコなのです。
とはいえ、ディーゼルタイプのほうが35万円ほど車両価格が高いため、金銭面だけでガソリンとディーゼルを単純比較することはできません。
そこで「お金」のモノサシをいったん手放し、MINIの醍醐味である「ドライビング」で2つのエンジンをくらべてみます。
最大の違いは走行性能
ロールス・ロイスが「魔法の絨毯のような乗り心地」で知られているように、MINIといえば、一般的に「ゴーカート・フィーリング」で認知されています。
ゴーカート・フィーリングとは、まるでゴーカートのようにキビキビ走る楽しい車だ、ということです。
では、ガソリンエンジンとディーゼルエンジン、どちらのほうがMINIらしいドライビング感覚を味わえるのでしょう。
答えは、ガソリンエンジンです。
もしゴーカート・フィーリングを存分に味わいたいなら、「ミニクーパーS 3DOOR」を買うのがベストです。
- なぜガソリンか:軽快に吹け上がるから
- なぜ3DOORか:ホイールベースが短いから
理由はこの通りです。
いっぽうでディーゼルエンジンは、トルクが太く、発進時にグッと力強い加速フィールを味わえます。
エンジンの馬力が大きいのはガソリンモデルですが、トルク(加速力)が太いのはディーゼルモデルです。
ストップアンドゴーが多い街中を運転していて心地良いのは、加速がスムーズなディーゼルモデルでしょう。
ただしディーゼルエンジンには、「重たい」というデメリットがあります。
たとえば、クネクネと曲がりくねった峠道を下るとき、エンジンを搭載しているフロント部分がヘビーなディーゼルモデルは、ノーズダイブをしがちです。
カーブの多い道路をスイスイと走れるのは、ガソリンエンジンのMINIです。
結局のところ、
- キビキビとした走り:ガソリン
- 力強い加速フィール:ディーゼル
MINIにどちらを求めるか、だといえるでしょう。
答えはありません。
好みは人それぞれです。
まとめ
MINIのディーゼルエンジンに関して、巷では「ガラガラとエンジン音がうるさい」といった声があります。
3世代目のミニに関していえば、遮音性が高く、室内にいるぶんには静かです。
ただし、車の外には「ガラガラガラガラ」というディーゼルエンジン特有の(トラックから出ているあの)音が響きます。
この音をうるさく感じる人もいれば、「ディーゼルの音が大好き」だという人もいます。
ちょうど世間には、ガソリンの匂いが好きな人、嫌いな人がいるようなものかもしれません。
音やドライブフィール含め、こうした感覚的な部分は、MINIのディーラーへ行って確かめてみるのが一番です。
ディーラーへ行けば、ミニクーパーのステアリングを握って試乗できます。
ガソリンとディーゼルをそれぞれ乗り比べてみてはいかがでしょう。
もし「スタッフから営業をかけられるのは嫌だ」という場合には、ミニのディーラーが提供している公式レンタカーサービスを利用する手があります。
タダで運転させてもらうわけではなく、お金を払ってMINIをレンタルするわけなので、後ろめたさを感じることはありません。
トヨタや日産のレンタカーを返却した際に「どうでしたか? このクルマ買いませんか?」などと営業をかけられないのとおなじで、MINIのそれに関しても心配ないといえます。
試乗と違い、
- 24時間借りていられる
- 営業スタッフが同乗してこない
などもレンタカーのメリットだといえるでしょう。
自宅の近くにあるMINIのディーラーへ行って、
- 試乗してみる
- レンタカーを借りる
いずれかをお試しください。
というのも、MINIに関する記事や動画を見て研究するくらいなら、自らの手でミニクーパーを運転したほうが、手っ取り早くて確実だからです。
MINIのムック本を探したい方はこちらです。
以上、ミニクーパーのガソリンとディーゼルはどう違うのか、でした。
結論。値段やガソリン代で判断しないほうが良い。大差ないので。 運転が楽しいMINIを買うなら、もっとも大事にすべきは運転したときの感覚。こればかりは、自分でステアリングを握ってみないとわからない。ラーメンの画像を見て「ウマいかどうか」を考えても意味がないのとおなじ。食べればわかるし、乗ればわかる。
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