人と自分を比べては、マイナス思考に陥っていませんか?
この記事では、高田明和著『HSPとうつ 自己肯定感を取り戻す方法』の要約および感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『HSPとうつ 自己肯定感を取り戻す方法』の要約と感想
まずは本書の要約から。
あなたが「うつ」だと思っているそれは、じつはHSPかもしれない。
HSPはHighly Sensitive Personの略で、チョー敏感体質な人を指す。
うつとHSPは似ているが、根本的にはちがう。
HSPの特徴を理解し、人と比べるのをやめ、自己肯定感を高めて生きよう。
著者は2度うつに苦しんだ経験があるといいます。
が、後になって「自分はうつではなくHSPなのではないか」と気がついたのだそう。
本書では自己肯定感を高め、自信を手に入れる方法が紹介されていました。
HSPって何?
HSPはHighly Sensitive Personの略です。
日本語にすると、とても敏感な人(著者はチョー敏感体質と訳しています)。
具体的には、音や光、色彩、人間関係などに敏感に反応する人のことだそうです。
ゾンビ映画で宙に浮くほど驚く私は、ややその傾向があるのかもしれません。
またHSPの症状はうつに似ており(気分が沈むなど)、うつと誤診されるケースもあるといいます。
苦しみから抜け出すにはまず「繊細な自分」について知り、なるべく負担にならない環境に身を置くのが良いのだとか。
いえむしろ、「繊細さ」を活かせる職業や環境を選ぶのが良いですよね。
著者曰く、HSPは"独自の世界観"をつくりだすことができるのだそう。
繊細だからこそ成功できる
HSPはとても繊細です。
繊細だからこそ、世間に違和感を覚え、他人が気に留めない些細なことに注目できる。
そうした特徴を活かせば、独自の世界観が築ける。
つまるところ、HSPな人は作家や画家など、芸術分野に向いているのかも知れません。
著者は作家の村上春樹について「HSPだと思う」と語っています。あくまでも著者の憶測ですが。
HSPを提唱したアーロン博士は、カフカにHSPの疑いがあると述べています。
もしあなたもHSPなのだとしたら、その繊細さを活かせる分野に身を置きたいものですね。
具体的には、
- 社会的な成功よりも「好きを活かす」を優先させる
- SNSの世界で収入を得ることを考えてみる
などが良いそうです。
たとえば私も書いているこのブログ。
「ブログを書く」のはどうでしょう?
自分の好きなことを発信できますよ。
もしくは、自分で小説や自己啓発書などの本を書いてみるとか。
AmazonのKindleなら、無料で簡単にセルフ出版できます(紙の本ではなく電子書籍ですが)。
まとめ
本書はHSPとうつの違いを説明しながら、(HSPの人が)どうすれば自己肯定感を取り戻せるかについて書かれています。
私はとても良い本だと思いました。
どこかHSPっぽい部分があるからかも知れません(物音や他人の感情にとても敏感なので)。
- 人混みにいると疲れる
- 近くの人間が不機嫌だと自分も不機嫌に
- 物音や光、色彩にとても敏感
いずれかに該当するなら、あなたにも本書をおすすめします。
カレーを作るにはレシピを知らなければいけないのと同様に、自己肯定感を高めるには方法を知らねばなりません。
その方法を、あなたはご存知ですか?
知らなくても大丈夫です。本書があります。
以上、高田明和著『HSPとうつ 自己肯定感を取り戻す方法』の要約および感想でした。